「あの双子は私にはそれだけとは思えないわね。ハリーはチョウの事は好きでしょうけど、レンはずっと前から特別に想っている筈よ。関係を壊したくないから、家族や親友って型にはめようとしている様に思えるわ。」
「レンはアピールしてもなかなか落とせなさそうだし。」
「レンはジョージとハリー、あとマルフォイはどう思ってるの?」
ハーマイオニーの問いにレンはひとつ欠伸をすればうとうとしながらゆっくりと言葉を紡ぐ。
「ドラコは幼馴染よ。2人っきりの時は優しくて好きだけれど、それ以外のドラコは苦手…純血主義者を直してくれたらきっともっと仲良くなれるだろうにって思ったりはするわ。彼にも苦手だとか色々言ったような気がするし…ジョージは色々私に教えてくれて優しくしてくれるわ。ハリーは私といると落ち着くって言ってくれて頼ってくれる…でも私…ジニーが、羨ましいわ…上手に、飛べて…彼らと一緒に、飛べて…クィディッチで、盛り上がれて…」
でもそんな感情持つのは、私には許されない事で…
レンはそう呟きながら、ゆっくりと意識を手放せば、2人は軽く笑う。
「私はレンが羨ましいわ。スタイルも良くて勉強もできて、強いレンが。」
「私でもレンに微笑まれたら、可愛い!ってもう抱きしめて撫でたくなっちゃうもの。」
「ルーピンとシリウスが溺愛するのわかるわよね。」
うんうんとジニーは大きく頷くと、ハーマイオニーの明日も早いし寝ましょうかと言う言葉に2人はレンの手をとって眠りについた。
レンは早くに目を覚ませば、そっとベッドを抜け出してスリザリンの制服に着替え、大きく深呼吸をすれば気合を入れ、長くは続かない。と何度も呟いては自分に言い聞かせてから、荷物の中に薬と入れ忘れたものがないかを確認し、部屋を出る。
「ギル。」
「お呼びでございますか?レンお嬢様!」
「時間より少し前にあの2人が起きてなかったら起こしてあげて。それと私がいない間、クリーチャーの様子を見守ってシリウスを襲わない様にシリウスを守ってあげてくれる?何かがあったら知らせてちょうだい。そのかわりお手紙はダメよ?アンブリッジって女が暖炉も梟もチェックしているから。」
「判りましたでございます!」
「危険な事、頼んでしまってごめんなさいね?貴方も怪我をしない様にするのよ?」
ギルは嬉しそうに飛び跳ねて「心得ておりますでございます!」と元気よく返事をしてくれる。