次の日曜日、スリザリンの席で食事をしているとルーナが近寄って来てレンににっこり微笑み、レンは小さく首を傾げた。
「アンタの誕生日いつだか判らないけど、プレゼント。きっと気にいると思うんだ。」
「ルーナ…気持ちは嬉しいけれど、私の誕生日は…」
レンがそう言うもニコニコと微笑み続けられ、レンは罪悪感にかられると、それを受け取った。
「アンタは笑ってた方が良いと思うんだ。だってそっちの方が何倍も綺麗だもン。」
「有難う。誕生日の素敵なお祝いになったわ。」
レンはプレゼントを持ち、図書室へ向かうと包みを開けた。
中にはクィブラーが入っており、内容はハリーのインタビュー記事だった。
ハリー・ポッターついに語る。名前を呼んではいけないあの人の真相。僕がその人の復活を見た夜。
そういうタイトルだった。そして書いた人物はリータ・スキーター。
彼女は日刊預言者新聞の記者だったはず…どうしてクィブラーに?と疑問に思うも、レンはその内容を読んだ。
内容は事細かくあの日の事が書いてあった。
レンが誘拐されてヴォルデモートの所へ連れていかれる際、森の中でレンの叫び声を聞いたと言っていた事も、ハリーを逃がす為にその場に残ったという事も。
何一つ間違いがない、その日の事を鮮明に思い出せる様な、あの時のハリーの心情をもわかる様な記事だった…。
読んでいけば目の前で亡くなったセドリックの光景を思い出しては胸がチクリと痛むが、これを多くの人が読めば、騎士団が"出来るだけ多くの人にヴォルデモートが帰って来たという事を報せる"事が可能になる。
騎士団の人達も喜ぶだろう。そしてこれを企んだのはハーマイオニーしかいないだろう。
レンは再度大広間に戻ると苛々した様なアンブリッジとニヤニヤしている双子やロン、ハリー、ハーマイオニーの姿があった。
レンは丸めたクィブラーでハーマイオニーの頭を軽くポンと叩けば、不思議そうに振り向くハーマイオニー。
「これ、貴女でしょう。」
「ふふ。貴女には何でも判ってしまうのね。」
「こんなに詳しく話せる人は私かハリーしかいないし、ハリーが計画したにしてもリータ・スキーターを使うなんて考え難いもの。と、なると貴女しかいない。でしょう?本当いい仕事をしたわね。」
そう言うとその場にいた生徒達がニヤリと笑う。