「きっとこの後アンブリッジは命令を出すわよ。そして幸か不幸かガマ女のお陰でこれは広まり、ハリー、貴方は前の様に戻れるわ。もうホグワーツで変な目を向ける者は居なくなる。」
レンがそう言うと、ハーマイオニーはにっこりとして頷いたが、他の皆は不思議そうにしている。
「見ていれば判るわ。」
だが自分も少し気をつけなければいけないだろう。
「今度は一体何をしているの!」
アンブリッジが部屋に帰るふりをしてレンの側にくれば、レンは思わず苦笑をしてしまう。
「こんな取材受けてはならないと忠告して居たんですわ、アンブリッジ先生。…それでは、私は失礼致します。学ぶ事が多く残っていますので。」
冷たい笑みを浮かべてレンはその場を後にし、レンはスリザリン寮に戻る。
炎の色がいつもと変わらない色に見える様に魔法をかけ細工をしてから、こっそりと煙突飛行粉をいれ、クレスメント別邸と小さく言ってから防火対策をしたクィブラーを中に投げ入れる。
きっとギルが気付いてシリウスに渡してくれるだろう。

次の日レンが図書室へと向かう途中、スリザリンの男子生徒に首根っこを掴まれ、「お前の差し金か?」そう声をかけられ、レンは眉を顰めてしまう。彼は自分を「セオドール・ノット」と名乗り、レンはようやく納得がいった。
「あぁ、彼の息子さんなのね。私が関われる訳がないでしょう?このインタビューを受けた日の午前中はドラコに箒に乗せてもらっていたし、午後はずっとグロッキーだったわ。それに?こんなに私を嫌っている人達の目が光っている中で、どうやって私が何かを出来ると言うのかしら。お門違いも甚だしいわ。」
離してとその手を振り払えば、どこか怒りで顔を赤くしていた。
「それに、あの雑誌は昨日の午後から読むことを禁止されているのではなかったかしら?私は午前中に読んだから、午後にはもう寮の暖炉で燃やしてしまったけれど…」
そう、その日の午後にはアンブリッジは、クィブラーを読むことを所持することを禁じる法令を出していた。
それにノットは押し黙り、何も言えない代わりにレンの頬を思いっきり引っ叩き口を切ると、レンはノットを睨みつけた。