「クィブラーがきっかけで八つ当たりされたのね…?ごめんなさい。」
「良いのよ、簡単に想像できたし、たいした傷じゃないし気にもしていないもの。此処に戻ってこれるきっかけを作ってくれたって思いの方が大きいわ。有難う、ハーマイオニー。」
「でも…ちゃんと考えるべきだったわ。そうよね…ハリーに反論できない分、同じ寮で名前の出ている貴女に矛先が行く事考えるべきだったわ。」
「それじゃ、そのお陰で此処に戻れた私の事も一緒に後悔しないといけなくなるわ。ごめんなさいね、戻ってきて」
「バカ!嬉しいに決まってるじゃない!私がどれだけ貴女と話がしたかったり一緒にいたいと思ったと思ってるの?」
「さぁ。でも私がいなくたって他にも話せる人はたくさんいるでしょう?」
「貴女じゃないとダメなのよ!本当バカなんだから!」
「なら、この事、後悔しないで?喜んでくれた方が私は嬉しいわ。」
ハーマイオニーは判ったと言うとベッドを魔法で移動させ、レンのベッドにくっつけ「一緒に寝ようと思って。」とにっこりと笑う。
二つのベッドがカーテンで覆い隠せる様に少し位置を調整すると、ハーマイオニーはお互いが睡魔で寝落ちるまでいろいろな話をしてくれた。
ハリーは閉心術の訓練が上手くいっていない様で、色々なヴォルデモートの『夢』を見るのだという。
そして驚いた事に、ハリーはチョウと、ハーマイオニーはクラムと付き合っているんだとか。
でもハリーはチョウが頻繁に泣いてしまったり、女性らしい遠回しな言い方に戸惑いを隠せないらしい。
それでどっちが好き?みたいな言い方をするのはレンだけだと、ハーマイオニーは言ったのかと思わず笑ってしまった。
だが同時にチョウより自分を選んでくれた事が、レンはどこか嬉しかった。