「殺されたの?」
「あぁ。僕達、聖マンゴで彼に会ってる。送られた植木鉢が悪魔の罠だったんだ。それで首を絞められて死んだって。」
ロンは神妙にそう言えば、レンはまた考える仕草をする。
「武器を取り出そうとした時何かおかしな事が起きたのよ。誰にも触れられない様に、武器そのものか、その周辺に防衛呪文がかけられていたんだと思うわ。だからボートは聖マンゴに入院した訳よ。頭がおかしくなって話す事も出来なくなって。でもあの癒者がなんていったか覚えてる?治りかけていた、連中にしてみればそれは危険な事でしょう?つまりは武器に触った時に何かが起こってそのショックで多分服従の呪文が解けてしまった。声を取り戻したらボードは自分が何をやっていたかを説明するわよね?武器を盗み出す為にボードが送られた事を話してしまうわ。勿論ルシウス・マルフォイなら簡単に呪文をかけられたでしょうね。マルフォイはずっと魔法省に入り浸っているのでしょう?」
「違うと思うわ。」
ハーマイオニーが静かに言うその言葉にレンははっきりとそ言うと3人はレンに視線を向ける。
「服従の呪文から激しく抵抗をした、って言っていたわ。何かで呪文が解けたんじゃなくて、自分で抵抗したのよ。服従の呪文を激しくかけられた人間、長々とかけられた人間はおかしくなってしまう…クラウチ氏の様に…。ボードの様子を私は見ていないから判らないけれど…自らの意思で抵抗したんだわ。って事は自分はその武器に触れる事が、手に入れる事が出来ないとボードは知っていた。それもルックウッドが言っていたわよね。神秘部で…でもそれって…なぜそれが武器になるの…?それ以外の物かしら…?」
レンは考えながら呟き零していると3人は気付いたのだろう、3人がレンに声をかけるもブツブツ言いながら考え始めその声が届いていないと分かると、3人は話を続けた。
ボートの件はハーマイオニーの意見の方が信憑性があるらしくそれでまとまり、スタージスの件はルシウスの魔法にかかり武器を手に入れようと忍び込み、そしてそれがバレてアズカバン送りにされた。
そういう結論に至った様だった。
だがハーマイオニーはハリーに、そもそもこんな夢を見させない為に閉心術を学んで欲しいと皆思っているんだわとハリーを叱り、もっと身を入れて取り掛かるべき。ときっぱり言い放った。
そろそろ授業に行かなきゃと、レンを揺さぶり我に帰らせると、レンは魔法を解き、レンはその日の授業を何も考えない様心を凍らせ、魔法薬の授業でもいつも通り良い成績を残すとその晩、早々に寝室に向かい魔除けをかけると懐中時計を開いた。
「シリウス、ハリーがまた夢を見たって言うの。ルックウッドがヴォルデモートに何かを教えたらしいわ。ボードがルシウスの服従の呪文に激しく抵抗して聖マンゴ送りになった。ハリー達はその武器を手に入れようとした時に何かがあって服従の呪文が解けそのショックで聖マンゴ送りになったんじゃないかって考えているみたい。…でも私思うのよ。服従の呪文を長々とかけられると、クラウチ氏の様におかしくなってしまうわ。それに抵抗しても…自分は触れられない事を知っていて激しく抵抗したって事はその所為で病院送りになったんじゃないかって。そして…ハリーが度々夢を見るあの扉が神秘部だって事も知ってるわ。内部の事は名前からしか判らないけれど、それから察するに武器になりそうなのを考えてたの。…時の間…時を遡っても仕方がない…死の間…蘇った彼奴には関係ない…脳も宇宙もよく判らない…となると、予言の間?彼奴は未来を知りたいの?…でも…それが武器になるなんて考えられない…それとも他の間になにか隠されているのかしら…なんかモヤモヤするわ。取り敢えず何か起こる前にちゃんと報告って約束だったから考えを残しておくわね。」
夜中に時計を見るとそこには返事が入っていた。