トレローニーの解雇事件の2日後、初めての占い学の授業が行われる朝、ラベンダーとパーバティは新しい占い学の先生にうっとりとし「ハーマイオニーも辞めなければ良かったのに」とにんまりしながら話しかけていた。
レンは然程興味もなくゆっくりと食事をしながらハーマイオニーの読んでいる日韓預言者新聞を覗き込む。
隅の方に双子の通信販売の広告を見つめ、レンは思わず口元を緩ませてしまった。
「先生の調子はどう?」
ラベンダーとパーバティはトレローニーの部屋にお花を持ってお見舞いに行った様でそう聞くと、泣きながらアンブリッジのいるこの学校にいる位なら永久的に去ってしまいたいと言っている程あまり良くない様だった。
「あの程度の酷さはまだ序の口だという感じがするわ。」
「ありえないよ。あの女、これ以上悪くなりようがないだろ?」
ハーマイオニーの暗い声にロンは大皿盛りの卵とベーコンに食らいつきながら言う。
「まぁ見てらっしゃい。ダンブルドアが相談も無しに新しい先生を任命した事であの人仕返しに出るわ。しかも任命したのがまたしても半人間、あの人の顔見たでしょう?…レンもそう思うわよね?」
「そうね。あの女は自分が上に立ちたいって権力が大好物の女だから…何かしてくるとは思うわ。」
コップの中の物を飲み干すと、興味なさげに答えた。
レンが行こうと立ち上がるとロンは「もうちょっと待って、僕も一緒に行く。」と言いレンはくすりと笑う。
「急ぐ訳じゃないからゆっくり食べてて良いわよ。」
ラベンダー達は先に行くわね。とうっとりした様な表情で先に歩いて行き、レンはなんでそんな顔をするのかわからないといった視線を向ければハーマイオニーは小さく笑った。