「マリエッタの魔力は酷く怯えた色をしているわ。アンブリッジは…苛々している様子みたい。ハリーもマクゴナガルも不安げで…ファッジはどこか興奮していて…パーシーはどこか安心している様な…これじゃ何が起こってるのか判らないわね…」
レンは焦れったいと言いたげに両手を合わせて瞳を閉じたが、アーサーが襲われた時の様に現場を見る事は出来なかった。
「だめ…視る事が出来ないわ…ダンブルドアが何かしているのかも。」
そう溜息を吐けば、皆無言でハリーを待つしかなかった。
暫くするとマクゴナガルに連れられてハリーが談話室に姿を現し、皆が駆け寄れば「心配はいりません。早く休みなさい。」そう一言残し、マクゴナガルは戻っていく。
ハリーは一部始終を話して聞かせてくれた。
マリエッタがアンブリッジにDAを売り、そしてハリーが首謀者と信じてやまないファッジとアンブリッジが組織を作った処罰の話をしようとすると、ダンブルドアは自分が指示をしたとハリーを庇いったという。
「レン、キミの機転のお陰だ。名簿は殆ど消えてたし燃えて見えなかった。だから僕達が罰せられる事はない。…最後はダンブルドアが僕達を庇って自分が組織を作る様にアンブリッジが法令を出した2日前に指示をしたって言ったんだ。作った事は校則違反にはならない、今日が初めての会合だったんだって…。ファッジは証拠がなくともその発言だけで十分だって、魔法省大臣への反逆罪でダンブルドアをアズカバン送りにしようとしたんだ。…けどダンブルドアは大人しく従うつもりはないって、僕とマクゴナガルとマリエッタ以外に失神呪文をかけてそれをかわし、言ったんだ、ファッジは間も無くホグワーツからダンブルドアを追い出した事を間違いなく後悔するって。そして僕にも…一心不乱に閉心術を学べって…間も無くその理由が判るはずだって…そう言うとフォークスに掴まって何処かに行っちゃった。」
「そう…取り敢えずは皆を守れて良かったわ…それにダンブルドアがそう仰ったのなら…間違いなく直ぐに戻って来るし、ファッジが間違いなく後悔する日が来るって言ったのなら…事が動くんだわ…間も無く。」
「取り敢えず私達は休まなきゃいけないわ。明日の朝の授業を普通に出るの。もしいつもと違う事があったら疑われかねないもの。」
ハーマイオニーの言葉に皆が小さく頷くと各々挨拶をし寝室へと向かった。