【双子視点】
その日の夜双子は寝室に戻ると、2人で1つのベッドに座りその封筒を開けてみせた。
その中にWの文字が半々で色の違うのキーホルダーに鍵が付いており、紙類は自分らが預けたままの価格表と譲渡証やら権利証やらそういった書類の類だ。
『親愛なるウィーズリーの双子の兄弟へ
今日という日が来てしまった事、喜ばしい反面、寂しくて仕方のない私がいます。
もう来年度から、大好きな貴方達の色々な姿がホグワーツで見れなくなる事が、クィディッチや悪戯に瞳を輝かせる素敵な姿を見れない事がとても寂しいです。
今まで親しい人を作る事を避けてきた生活をしてきていたから、大切な先輩達の卒業がこんなにも寂しいものだなんて知らなかった。また貴方達に新しい感情を教わった気がします。
同封してある物は今までの感謝とこれからの成功を祈って1人のファンからの贈り物とさせてください。
本当はバグマンがお金を払ってくれなかったあの時、資金提供をしようと思っていたの。
けれどそれはハリーに先を越されてしまったから…まさかハリーのは受け取っといて私のは受け取らないって言わないわよね?虫が大量に住み始める前に貴方達が素敵なお店にしてください。
それでも受け取れないと言うのなら、今までの誕生日プレゼントと卒業祝いと思ってください。
何か困った事があったらなんでも協力するから、いつでも言ってね?
卒業おめでとう。近いうちに逢いに行くわ。 レン・クレスメント』
双子がそこまで読み終えると、鞄から羽ペンが勝手に動き始め、卒業の文字に線が引かれペンの動きが止まると、空いている部分に
自主退学?うーん…門出、ね。と文字を綴りペンが落ちると双子は思わず笑ってしまった。
書類を確認してみれば新しい家主の名前の部分のみ空欄でレンがサインをすべき所は全て記入してあった。
そして住所はダイアゴン横丁93番地。自分達が店を出すならこの位置だな。と目星をつけ、譲ってもらおうと持ち主を探していた所だった。
書類をよく見てみると、持ち主の名前はアクアとなっている。