十分に関わって良いとも思えるし、教えない事は何よりハリーを不安にさせるのではないかと思った。
「ハリーのあの傷痕はヴォルデモートと繋がっている。ハリーの身をヴォルデモートから守る為の処置なんだよ。」
リーマスはレンの耳元でそう教えれば、ダンブルドアの決め事にレンは渋々頷き、ダンブルドアが用意した1枚の用紙にサインをした。
勿論その場に居た全員にもサインを求め、そして全員が迷わずサインをし、その後皆は各自の任務に戻った。
数人が交代でハリーの警護を行うと共に、他にやるべき事が多くあるのだという。
ダンブルドアは、レンが動くのはその瞳が見える様になってからと言い残し、その場を後にした。
昼食をとり終えて間も無く、スネイプがやってきた。
レンは先程他の騎士団員に行った通りの事をスネイプにも施してから、彼の持ってきた薬を飲み干す。
それを確認してからスネイプは杖をレンの額に当てて暫く時が流れたかと思うと、ゆっくりとその包帯を取り除いた。
「ゆっくりと瞳を開きたまえ。」
言われた通りに、ゆっくりと目を開ければ、その瞳がゆっくりと淡い光を捉え始め、久し振りに見る光をレンは眩しいとすら思った。
「まだ完全ではないが…多少は見えている様だな。」
「水の中から地上を見上げている様な気分です。」
スネイプはレンの両頬を両手で優しく触れ、瞳をじっと見つめ、暫くすれば離れ杖を一振りし、その瞳にまた包帯を巻いた。
「外へ出る時以外は瞳を休めておけ。」
薬を今まで通り飲む事と、包帯を外す時に見え易くする様にと眼鏡を1つ置いていくとスネイプは直ぐにその場を立ち去ろうとしたが、それをリーマスが制する。
「セブルス…話しておきたい事があるんだ。少し良いかい?」
それに小さく首を傾げたのはスネイプだ。
レンも不思議に思っていると、直ぐに戻ると言い残しリーマスはスネイプと別室へと消えていく。