「シリウス…何があったの?」
「さぁな。」
つっけんどんに言い返すシリウスに、レンは本当にスネイプが大嫌いなのだなと思い、小さく苦笑してしまう。
一体彼らの間に何があったというのだろうか…。
「小さい頃から仲が悪いの?」
「初めてホグワーツに通うコンパートメントで彼奴と一緒だった。その時からだな。」
「何がそんなに嫌だったの?」
「根っからのスリザリンだったところ…とか、まぁ色々だ。」
「シリウスが見かける度に嫌味を言ったり呪いをかけるから、もう2人の中は険悪なんだよ。」
2人の話は直ぐに終わり、スネイプはそのまま姿くらましをしたそうで、リーマスだけが2人の下へ帰ってくると、そう言うリーマス。
それにレンが苦笑してしまい、シリウスはそんなのを気にもせずレンの手当てをし始めた。
腹部も足も消毒がとても沁み顔を顰め、それを見たシリウスは少し意地悪に笑い、そしてリーマスは苦笑を浮かべる。
腕にシリウスの手が伸びると、一瞬間が空きレンは小さく首を傾げるが、そこも難なく包帯を変えていく。
「ねぇ、腕はどれくらい酷い傷なの?火傷?」
ふとした疑問だった。
手を動かしても痛みはしないが、あの晩、意識を手放す前に焼け焦げる様な痛みがあったのは覚えている。