「フレッド、私の名前を基本の方に書いておいてくれる?うちに居るワンちゃん達にちょっと悪戯して遊んでみるわ。」
そう言うとレンはフレッドの所に5ガリオン置けば「毎度!」とフレッドはニヤリと笑って名前を書くが、そのお金はレンに返し「レンには贈り物にさせてくれ。」とウインク1つしながら言い、レンはそれに素直にお礼を伝え、ハリー達の席に向かえば、ハリー達は鞄の中を睨んでいた。
睨めばそれに怯えた宿題達がひとりでに片付けてくれる。そういった期待を込めている様な表情でレンは思わず笑ってしまう。
「まぁ、今晩は休みにしたら?だって金曜からはイースター休暇だし、そしたら時間はたっぷりあるわ。」
ハーマイオニーが朗らかに言うと、ロンは信じられないといった顔で「気分は悪くないか?」とハーマイオニーを見つめて言う。
「聞かれたから言うけど、なんていうか…気分はちょっと…反抗期なの。」
ハーマイオニーは嬉しそうに言った。
「そうね。…私も今日は練習とか勉強をお休みにするわ。この雰囲気を満喫してたい気分。」
レンがそう言うとハーマイオニーと視線を合わせて、にっこりと笑い合った。
1時間後ハリー達が寝室に上がるのに合わせて、レンも寝室に上がろうとしたが、その前に。とフレッドとジョージのローブを引っ張り前屈みにさせれば、その頬に口付け悪戯っぽく笑った。
「久し振りに晴れ晴れした気持ちにさせてくれて有難う。本当素晴らしかったわ。…おやすみなさい。」
待っていたハーマイオニーの所に戻りながらレンが悪戯っぽく笑えば、彼女も笑った。
服を着替えながらも、遠くからは逃げた爆竹のバンバンという音が遠くで聞こえ、チラリと窓の外に視線を向ければ線香花火が塔の前をふわふわと飛びながら『クソ〜』と文字を描いており、レンは小さく笑ってしまった。
暫くレンはその花火を見続けていると、指輪がほのかに熱を持ちそこに文字を刻む。
『気に入って貰えたみたいで良かった』
『アンブリッジが先生達に呼ばれ回ってよれよれになってる姿を見て思わず笑ったわ。』
『最高だったな。』
『スカッとした気持ちとかと一緒に寂しさも混在してて少し複雑ね。』
『旅立つ時は最後にレンに挨拶して行くさ。学校終わったら本当逢いに来てくれよ?』
『えぇ。ナイト様達に顔を忘れられたりしたら大変だもの、必ず行くわ。』
『一生忘れられない自信はあるけどな。約束だぜ?』
『えぇ、約束。本当大袈裟なんだから。』
レンはくすりと小さく笑えば、おやすみと彼に挨拶をし、眠りに就く。