「7年生の時にジェームズとデートし始めたよ。」
「ジェームズに呆れたアクアが間に入ってくれたお陰もあって、ジェームズの高慢ちきが少し治ってきたからな。」
「面白半分に呪いをかけたりしなくなってからだよ。」
「スネイプにも?」
「そりゃあ…スネイプは特別だった。つまりスネイプは隙あらばジェームズに呪いをかけようとしたからだ。ジェームズだって大人しくやられっぱなしという訳にはいかないだろう?」
リーマスは考えながら言い「シリウスおじさんもスネイプに対しては変わらなかったの?」と情けなさそうに訊ねる。
「シリウスは最初は忌み嫌い合ってたが、その頃にはもうアクアの事が好きだったからね。スネイプを親友だって庇っては言い争う事がシリウスは面白くなかったんだろう。スネイプに対してだけは変わらずで、直ぐにアクアにバレて喧嘩な毎日だったよ。」
「毎日は言い過ぎだろう。」
「それにスネイプもシリウスに対してもジェームズと同じ様に呪いをかけようとしていた。」
「それまでの日頃の行いが悪かったからいつも狙われてしまったのね。」
レンは口を挟むまいと思ったが、思わずそう漏らせば、2人は声を上げて笑う。
「アクアと同じ事を言っているよ、レン。」
「でも、母さん達はそれで良かったの?」
「正直言ってリリーはその事をあまり知らなかった。アクアもリリーの気持ちを考えて伝えようとはしなかったしな。そりゃ、ジェームズがデートにスネイプを連れて行って、リリーの目の前で呪いをかけたりはしないだろう?」
だがハリーの表情は晴れずにまだ納得できないといった表情にシリウスは顔を顰めた。
「いいか?キミの父さんは私の無二の親友だったし、いい奴だった。15の時には大抵皆バカをやるものだ。ジェームズはそこを抜け出した。」
「うん…判ったよ。ただ、僕…スネイプを可哀想に思うなんて考えても見なかったから…」