「そういえば、全部見られたと知った時のスネイプの反応はどうだったのかね?」
リーマスは嫌な予感がしたのだろう、眉間に皺を寄せて聞けば「二度と教えないって言った。」とハリーが無関心に言う。
「なんだって!?あいつがなんだと?」
突然シリウスの叫び声にレンもハリーも驚き飛び跳ねてしまう。
「ハリー、本当か?本当にあいつがキミの訓練を辞めたのか?」
ハリーはどうしてそんな反応をするのか判らないといった様子で大きく頷いた。
「けど問題ないよ。どうでもいいもの…」
「向こうへ行ってスネイプと話す!」
シリウスが力んで立ち上がったのだろう、懐中時計からシリウスが映らなくなり、代わりに映ったのはシリウスの服だった。
握ったままの手を下ろしたのだろう。
リーマスが無理矢理シリウスを座らせ「誰かがスネイプに言うとしたら私しかいない!」ときっぱりと言い、手を下ろした事に気付いたシリウスがまた2人を映してくれる。
「しかし、ハリー。まずキミがスネイプの所に行って、どんな事があっても訓練を辞めてはいけないと言うんだ。ダンブルドアがこれを聞いたら…」
「そんな事言えないよ!スネイプに殺される!2人とも憂の篩から出てきた時のスネイプの顔を見ていないからそんな事が言えるんだ!」
ハリーは憤慨した様だった。
「ハリー、キミが閉心術を習う事は何よりも大切な事なんだ!判るかい?何よりもだ!いざとなればレンの血の力でキミの心を守ってもらう事も出来るだろう…だが、それでは意味がないんだ、ハリー。」
「判った、判ったよ…言ってみる…けど、そんな事をしてもきっとスネイプは顔を縦には振らない。」
その言葉にリーマスもシリウスも何かを察したのだろう顔を見合わせ何かを考えている様だった。
「レン、キミは閉心術を使えたりはするかい?」
「んーホグワーツに帰る時、スネイプには言われたわ、幼い頃の生活のお陰で閉心術を心得ているようだなって。そのあと余計な事を言った所為でレポートにまとめさせられたけれど…私のやり方と呪文でのやり方は違うから、ハリーがやっても上手くいく判らないわ。」
レンの言葉に2人はまた顔を見合わせたが、もう話が出来る残された時間が少ない。とシリウスは焦った様に言い、兎に角、ハリーは一度スネイプに言う事を念押し「ハリー、何かあれば直ぐに私の渡したカ」迄言えば制限時間が来たのだろう、それはプツリと通信が途切れた。