「おやめなさい!やめるんです!何の理由があって攻撃するのです?何もしていないのに。こんな仕打ちを…」
「ダメー!!」
レンはそう走るマクゴナガルに人の姿で間に入り、一斉に発射された失神光線から庇ったが、立て続けに魔法を放った2発にマクゴナガルは胸を打たれ、そのまま気を失ってしまった。
「リナベイト!蘇生せよ!…先生、先生…!しっかりしてください!目を覚まして…マクゴナガル先生!」
レンは失神呪文にやられた際の蘇生呪文を何度かかけるが、マクゴナガルは弱く息をしただけで意識取り戻す事がなかった。
何本か飛んでくる失神呪文をレンは結界を張り防げば、もう片手でマクゴナガルの胸に手を当て血の力で癒しの力をマクゴナガルに注ぎ続けた。
「卑怯者!!とんでもねえ卑怯者め!!これでも喰らえ!これでもか…!!」
「止めて、ハグリッド!!何があったか判らないけれど、感情的になって力で解決しようとしてはダメ!!いき過ぎた暴力は悪くない事だって悪くなってしまう事だってあるの!」
ハグリッドは一番近くの人影に思いっきりパンチをするとあっという間に2人が気絶をし倒れ、レンの言葉に気付いた様にレンを真っ直ぐに見つめると大きく頷き、倒れたファングを肩に担ぐと全速力で遠くの校門へと走り闇へと消えていった。
レンを攻撃していた魔法使いにアンブリッジが捕まえろ!と叫んだが、その魔法使いは追うのを躊躇い、レンへの攻撃が止まった。
「急がなきゃ…。」
レンはそれを確認すると杖を振るい担架を現せば其処にマクゴナガルをあまり体を動かさぬ様にして寝かせる。
「先生、今、医務室へ運びますから…もう少しだけ頑張って下さい。」
レンはその担架を浮かせ、城へと走り出そうとした時だ。足元に失神呪文が放たれ、レンは思わず振り返りその者を睨みつけた。
「待ちなさい。貴女には話があります。試験はどうしたのかしら?」
「早く終わったので、騒ぎに駆けつけた次第です。今はそのような事を言っている場合ではないでしょう!?見ていましたが、マクゴナガル先生が何をしたというのですか?マクゴナガル先生にもしもの事があったら…貴女を一生許さない。」
レンが軽蔑の眼差しを向けキツく言い退ければ、黙ったアンブリッジにぺこりと頭を下げその場を急いで離れた。
城の中に入る手前に他の先生達とも合流し、マクゴナガルの様子を見せるも、急いだ方が良いと医務室へ走った。