レンはマダム・ポンフリーに見た全ての事を話て聞かせ、マダム・ポンフリーはショックを受けた様な表情をした。
「私、勝手をしましたし退学になったって構いません。お願いだから、先生を助けて…蘇生の呪文と血の癒しの力を使ったけれど…目を覚まさないんです…」
フリットウィック先生がボロボロと涙を流しそう訴えるレンの背を大丈夫、大丈夫と背を撫でてくれ、レンは小さく頷く事しか出来なかった。
「この体で、全ての光線を浴びていたら危なかったわ。…良く助けてくれましたね。」
マダム・ポンフリーはレンの頭を優しく撫で、貴女また無理をしたのでしょうと、レンにも薬を出してくれた。
レンはそれを飲み、寮に戻りなさいと言う先生に反抗し、朝が来るまでずっと側に付き添った。
レンはマクゴナガルの片手を握りながら見守り続ける。
父のような存在を失う姿を視た次は、ホグワーツでの母のような恩師を失いそうになるとは…悪魔なら覚めて欲しいと願うしかなかった。
飲んだ薬が効いてきたのか、そのままうとうととしてしまい目を覚ました時は朝になっていた。
マクゴナガルは倒れた時よりは若干顔色が良くなっている様な気がしたが、まだ予断を許さない状態だった。
「あまり思わしくない時は直ぐに病院に運びますよ。直ぐに元気に此処に戻って来させると約束しましょう。安心して試験を受けてきなさい。」
マダム・ポンフリーにそう言われ、背中を押されれば、迎えにきてくれたフリットウィック先生に付き添われて大広間へと早めの昼食を取りに向かう。
「マクゴナガル先生に何かあったら、私あのガマ女を本当のガマガエルにしてやる。」
レンが小さな声で独り言を言えば、フリットウィック先生はその意見には同意してくれたが悪戯っぽく此処では言ってはいけないよと言いたげに、唇の前で指を立ててしーっとやってくれ、そのちょっと可愛らしい姿に、レンはどこか気持ちが和んだ気がした。

「レン、どうだった?大丈夫?」
談話室に戻るとハリーは駆け寄り自分達の座ってた所へ連れて行くと、その場にいた生徒達が皆聞き耳をたてる様にレンの言葉を待っていた。