ハリーとハーマイオニーは言い合いをし続けた。
ロンもだんだんとハリーに加勢をしたが、貴方の言葉は辻妻が合わないと、落ち着かせようとする。
だが、否定するつもりではないがハリーとレンには"人助け癖"がある、それを利用されてるって事も考えるべきだと3人に言って聞かせようとしていた。
「第二の課題の時、皆がなんて言ったかはっきり覚えてるけど…僕が英雄気取りで時間を無駄にしたって…。今度もそうだって言いたいのか?僕がまた英雄気取りになってるって思うのか?」
「違うわ。違う、違う!そんな事を言ってるんじゃないわ!」
「じゃ、言いたい事を全部言えよ!僕達、ただ時間を無駄にしているじゃないか!」
ハリーが怒鳴りつければハーマイオニーは、ヴォルデモートはハリーの性格を知っている。ただハリーを神秘部に呼び寄せたいだけじゃないかと…そう必死に伝えていた。
ハリーは信じられないと言いたげに怒鳴り付けようとしたが、それよりも早くレンは口を開いた。
「そうね…ならば此処でやるべき事をしてから行きましょう。」
その言葉にハリーはレンを真っ直ぐに見つめる。
「やるべき事?」
「えぇ。さっきも言ったけれど、先ずは本部にシリウスが居るかどうかの確認と居なければ騎士団員に知らせなければならない、これは絶対よ。私は守護霊の魔法を使えないから連絡手段を持たないし、貴方達は使えても言霊を託す方法を知らない。そして懐中時計はシリウスの手元にないか気付いていないかで繋がらない。でも姿くらましはハーマイオニーが止めている。そうなったら手はひとつ。アンブリッジの部屋に忍び込んで暖炉を使うの。」
そして大きく息をし、ここから先はシリウスが拷問されてる姿が事実で、罠でなかったら、と仮定した話になるけれど、と前置きをし言葉を続ける。
「クリーチャーは闇の魔法使いの家族に影響を受けているから今は信用ならないけれど、ギルが側にいるから彼を呼んで。ギルならリーマスに伝えてくれ、そこからダンブルドアに知らせてくれる。…ハリー、ヴォルデモートが居るって事はその周りに多くの死喰い人がいる筈よね?私達が乗り込んでシリウスを助け出せたとしても、墓場の時の様に其処から無事に帰れる補償も無い。もし私達を庇ってシリウスが魔法に打たれてしまったら本末転倒よ。騎士団員が間に合うかどうかは判らない…でも私達が行く事でその時間稼ぎくらいにはなるでしょう?…この方法ならハーマイオニーの心配する罠かもしれないっていう疑問も拭えるわ。」
レンははっきりとそう伝えれば、ハリーは少し考える様な間を作ってから大きく頷いてくれた。
「やっぱりキミに頼って良かった。レン、僕はシリウスからどんな鍵でも開けられるナイフをもらったんだ。それと透明マントを取ってくる。」
「判ったわ。私はハリーが戻って来たらアンブリッジを呼び出して時間を稼ぐ。」
レンとハリーは大きく頷いた。