「停職です!貴方はわざと協力しないんだわ!!」
「パッドフットが、あの人に捕まった!あれが隠されている場所で。」
ハリーは去ろうとしたスネイプにそう叫べはアンブリッジは「それはなんなの?」と声をかけるが足を止めハリーを見つめていたスネイプは「判りませんな」と一言。
「…クラッブ。少し手を緩めろ。ロングボトムが窒息死したら、散々面倒な書類を作らねばならんからな。お前が求職する時の紹介状にその事を書かねばならなくなるぞ」と一言漏らしスネイプは部屋から出て行った。
「良いでしょう…ポッター、貴方がこうさせるのです。…ご自分や友人が痛い目をみれば、その口も緩むでしょう。」
再度アンブリッジの杖がレンに向けば、レンはそのままアンブリッジを真っ直ぐに見つめた。
「大臣は先生に法律を破って欲しくない筈です!」
ハーマイオニーの言葉に答えてる時に、あいつが杖を振るったらチャンスを作る。レンはそうハリーの耳元で囁いた。
「知られなければコーネリウスは痛くも痒くもないでしょう。この夏、吸魂鬼にポッターを終えと命令したのはこのわたくしだと、コーネリウスは知らなかったわ。それでも、ポッターを退学にするきっかけが出来て大喜びした事に変わりはない。」
「魔法省の誰かかと思っていたけれど、貴女だったの。それだけ聞けば十分だわ。ファッジ大臣の所へ行きます。お忘れ?貴女の嫌っている私は外では随分と貴女の好きな"力"を持った大人だっていう事を。」
アンブリッジの顔から笑みと余裕が消えた。
「実際に行動に移したのは貴女だけだったと貴女は誇っているでしょうけれどね、間違っているわ、アンブリッジ女史。皆は越えてはいけない一線を超えぬ様理性を保っていただけ。貴女はそれを飛び越えた愚か者だっただけ。」
アンブリッジがレンに向かって杖を振り上げた瞬間、レンは魔力を暴走させるように解き放とうとした時だった。