「騎士団は今メンバーを集め、出来る限り死喰い人の動向を探り邪魔をしているみたいなんだ。」と話すロン。
あの2人はダンブルドアとの約束は守らない事に決めたのだな。と小さく笑ってしまった。
だが次の瞬間、身が臍の内側から何処かに連れて行かれる様な感覚がし、レンは思わず驚いて眠気など何処かに飛んで行ってしまう。
「それじゃキミ達は何をしてたって言うんだ?忙しいって言ってたじゃないか!」
「この家を除染していたの。何年も空き家だったから、いろんなものが巣くっているのよ。厨房は何とか綺麗にしたし、寝室も大体済んだわ。それから客間に取り掛かるのが明日…」
とまで言うハーマイオニーの声を遮るかの様に、パチンパチンッと音を響かせ、その場に双子が姿を現し、レンは一瞬身が宙を浮いたかと思えば、ジョージがキャッチした様だ。
「やぁハリー。キミの甘〜い声が聞こえたように思ったんでね。」
ジョージはハリーににっこりしてそう言うと、フレッドが言葉を続ける。
「怒りたい時はそんな風に抑えちゃダメだよ、ハリー。全部吐いちまえ。100kmくらい離れた所にキミの声が聞こえなかった人が1人ぐらいいたかもしれないじゃないか?」
ハリーは不機嫌を隠そうともせず「2人は姿現わしのテストに受かったんだね」と言葉を返せば、フレッドは片手に伸び耳を掴んだまま「優等でさ」と答えた。
「ジョージ…気持ち良くうとうとしてたのに、全てが吹っ飛んだわ。」
「心地良い目覚めだっただろ?」
「此処は?」
「あ、悪ィ。眼鏡忘れた。」
しまった。と言いたげに言うジョージに、まぁ良いわ。そのうち持って来て。とレン。
「というより貴方達普通に移動出来ないの?」
「時はガリオンなりさ。」
レンの問いにウインクしながら答えるフレッド。
「兎に角、ハリー、キミの声が受信を妨げているんだ。伸び耳のね。」
ハリーがちょこっと眉を吊り上げたので、フレッドは説明を付け加え紐を掲げて見せた。
ハリーはその紐の先が踊り場に伸びているのを確認すれば「下で何をしているのか聞こうとしてたんだ。」と更に付け加える。
「気を付けた方が良いぜ。ママがまたこれを見つけたら…」
ロンが耳を見つめながら言うと、フレッドはニヤリと笑みを浮かべる。
「その危険を冒す価値ありだ。今重要会議をしている。」
大丈夫?とハーマイオニーはレンの体をジョージから受け取っては支えてくれ、「何も見えない。」とレンは小さく呟けばハーマイオニーは苦笑する。
直ぐにドアが開いては、何か赤い者が入って来たのが見え、あぁ、この魔力はジニーかと思うと、ジニーは「貴方の声が聞こえたように思ったの」と嬉しそうな声が聞こえるあたり、にっこりと微笑んでいるのだろう。