気にせずに扉を開ければ、生徒達の側にリーマスが寄り添っていてくれた。
「レン…良かった、無事で。」
「リーマスがついていてくれたのね…有難う。」
「ヴォルデモートは?ハリーは?」
「ハリーは無事よ。ヴォルデモートは逃げたわ。…彼らはファッジ大臣が遣わした闇払いの人よ。縛られてる人の所へ連れて行ってくれる?私は、彼女達とホグワーツに帰れってダンブルドアに言われたの。」
「判った。…レン、帰りを待っているからね?自暴自棄にならずに、帰ってくるんだよ?」
レンは曖昧に返事をすれば、リーマスは一度レンを強く抱きしめてから闇払いと一緒に死の間へと向かった。
「置いてけぼりにしてごめんなさいね。」
レンがそう言うとジニー、ルーナ、ネビルは揃って首を横に振った。
取り敢えずと、ジニーとハーマイオニー、そして眠っている様なロンを担架に乗せる。
「ジニーは担架にしっかり掴まっていて。ルーナはジニーの担架を。ネビルはロンをしっかりと掴んでおいて。」
レンがそう言うと2人は従ってくれ、レンは担架に横たわるハーマイオニーの腕をしっかりと掴み、ダンブルドアが魔法をかけたであろう瓦礫に合図を出し3人同時に触れれば3秒後その姿はその場から消えたのだった。

レン達が姿を現したのはホグワーツの玄関だった。
其処で瓦礫は音もなく崩れ去り、3人と3つの担架は言葉もなくレンの後をついて行った。
医務室の扉を軽くノックし其処に入ればマダム・ポンフリーに事情を話し各々手当てをしてもらう。
レンが手当てをしたジニーとネビルも念の為入院となった。
レンの手当ても、とマダム・ポンフリーに言われたが、レンはそれを拒み逃げる様にその場を後にした。