「近いうちに逢いに行っても良いか?」
「良いけど忙しいでしょう?」
「ちょっとくらい時間は作れるさ。彼奴も逢いたいやつがいるだろうし」
ジョージはちらりとフレッドを見ると口端を上げて言えばレンはきょとんとしてみせる。
「ご家族に会いに行くの?」
「まさか。いつでも会えるしなぁ。そういう奴じゃなくて俺と同じ様な感じのやつ。」
「相棒?リー?」
レンの言葉にジョージは指先で額を小突けば相変わらずだなと可笑しそうに笑った。
「レン。」
そんな時ハリーがレンに声をかけレンは小さく首を傾げる。
「皆がダーズリー達と話があるみたいだから、僕は先に行くよ。…レン、また近いうちに逢おう。」
「えぇ。判ったわ。ハリー、私も頑張るから貴方もあまり考えすぎないでね?」
その言葉にハリーは大きく頷くとレンを抱きしめその頬に軽く口付けた。
それにレンが驚いてみせるも同じように頬に口付けて「また。」と別れを告げれば、少し話して来るよとリーマスもハリーと共に行ってしまった。
それを見送ると今度はモリーがきつくレンを抱きしめ、レンは思わず窒息するんじゃないかと思った。
顔を上げればモリーはとても心配そうな顔をしている。
「貴女の事を考えたらとても心配で…大丈夫なの?」
「レンに大丈夫って聞いたら、コイツは大丈夫。って答えしか言わないぜ?だからレンの大丈夫は8割方当てにならない。」
ジョージは自分の母親に苦笑しながらそういうと、そうよね。そういう子だものね。と瞳を潤ませていた。
「今は…まだ上手く笑えないんです。シリウスの事も含めて色々な事があって…でも、大丈夫ですから。ちゃんと前を向いて歩きます。心配しないでください。」
そう苦笑するレンから身を離し優しく髪を撫でれば、フレッドも近寄って来てはレンを抱きしめてくれた。