「本当にキミは…私を口説くのが上手くなったね。」
「そ、そうよ。思った事をちゃんと口にしておかないと。後悔してしまう日が来たら嫌だもの。」
レンが頬を赤らめてそう言うと、リーマスは優しく笑ってくれた様な気がする。
「そういう日がない様に、危険にあまり突っ込んで行ってはいけないよ?」
「判っているわ。まだ、リーマスに嫌われたくないもの。…私の魂の灯火が消える間近までリーマスとは一緒に居たい。」
「レン…。」
リーマスがそっと頬を撫でてくれる手がとても優しい。
「私は、キミに嫌われる事はあっても、嫌う事は出来ないよ。とっても…愛しているんだ。心の底からね。」
その言葉にレンは思わず顔を赤らめれば、リーマスは小さく笑う。
「本当に愛しくて堪らない。…親バカとはこういう人を言うんだろうなって自分でも思うよ。」
「私は…例えばよ?リーマスが悪い道にどんどん進んで行ったとしても私は嫌いにならない自信しかないわ。だって誰だって道は間違うし、そっちに行っちゃダメよって、そんな事もうしなくて良いよって私が側にいれば良い事だもの。例え拒まれたって嫌われたって私は諦めてあげない。大変面倒な人に好かれたと思って、私に嫌われるのは諦めて頂戴。」
そう言い笑うレンに、本当にキミって子は…と、溜息交じりに言うが、それはとても優しい声色で、頭に寄せられた頬がなんだか熱かった。