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「ヴォルデモートを倒し一網打尽にした時、あいつの屋敷に乗り込めば良い。私に何かあったと感付けば、お前やハリーはどんな危険でも乗り込んで行く。ハリーなんか私が死んだと勘違いしてはベラに殺してやるって突っ込んでいったそうじゃないか。それが判ったからには、そうさせてしまう様なことは私には出来ない。」
「約束よ?」
「あぁ。ジェームズにはハリーの嫁さんの話をしてやりたいし、お前をまだ嫁に出すつもりはないが、嫁ぐのを見るまでは死んでもアクアにどやされるだろうしな。」
「母さんは、怒ると怖いの?」
「怖くはないが、面倒くさい。」
その言い方にレンは思わず吹き出して笑ってしまう。
「そういえば、過去に行ったっぽい時、若いシリウスが『彼奴の上をいっていないとストレスでおっ死ぬ』って言ってたわ。」
そう言うと、シリウスは声を上げて笑ってしまう。
「口で私に敵わなくなると、梟に変身しては突っついたり齧ったりしてくる、暴力女だったんだ。」
そういうシリウスに、レンも笑ってしまった。
「シリウスは犬になっても齧れないのに、酷いわね。」
「全くだ。いつだったかハリーの梟に突っつかれた時、その事を思い出した。まぁそうされた時はこう、頭の上からガシッと掴むに限るんだがな。嘴は届かない。」
「防衛方法を学んだのね。私も鳥になりたかったわ。」
「勘弁してくれ。」
そうシリウスは言いながら笑い、レンはそれににっこりと微笑めばそのまま瞳を閉じた。


「ハリー、今年一年頑張っておいで。レンが無茶しない様に監視を頼むよ?」
そして次の日の朝、少し早めにシリウスとリーマスに連れられ、ホグワーツ特急に乗る為、プラットホームに来ていた。
荷物を空いているコンパートメントに荷物を置き、乗り場で2人と話している。
「うん、任せておいて。」
「信用ならないのね。」
「すぐ頑張りすぎちゃうからね。」
「それはハリーにも言えるでしょう?」
「僕はキミほど怪我してないよ。」
「アンブリッジの顔を見る度に喧嘩を売っていた人に言われたくないわ。」
「あれは仕方ないよ。アンブリッジだもの。」
その理由って。とリーマスは思わず笑ってしまい、ハリーもニヤリと笑う。
ハリーはシリウスと別れの挨拶をしていれば、リーマスは「あまり一緒にいられなくて悪かった。」とレンの頬を撫でてくれる。
「リーマスに嫌われてたり呆れられてしまったって事じゃないなら良いの。」
レンがそういうと「まさか!」とそんな事はあり得ないと言いたげな反応にレンは小さく笑った。


(P.60/全P.208)
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