「そこはお世辞にでも「うん。」って言うところだろう。」
「名前で呼んでいて、随分と親しげだったら、私が学校で見てきた貴方達が悪戯に瞳を輝かせるあの姿を1番近くで見ているんだなぁって羨ましかったかもしれないけれど…そうでもなさそうだもの。」
そう言えば、ジョージはきょとんとしてみせ「名前呼びを頼むのも悪くないな。」とぽそりと呟く。
「そういう事をわざとやるなら、もう絶対遊びに行かないわ。」
「悪かったってー!やらない!絶対やらないって、な?」
「本当かしら。」
「本当!ベリティはただの従業員だし、そこまで強要させられないっていうか俺達の見分けがついてないだろうし、呼ばせたら向こうが困るだけだから!」
「ベリティさんが困るから名前呼びをさせないって事ね?」
「違う違う!!」
慌てふためくジョージに、レンは拗ねたように唇を尖らせていれば「あれ、俺いつの間にかにヤバくね?」と言い出し、レンは小さく笑っては「冗談よ。」と一言伝え、ジョージはやっとホッと息を吐いた。
リーマスはそんな二人のやりとりをどこか懐かしそうに眺めていた。
その容姿の所為かアクアと重なって見えてしまう。
「レンは冗談に思ってると時々マジな時があるからな。」と、ほっと息を吐いたジョージ。
「冗談って言わない時は大体本気だよな。」
「マジで?」
「多分ね。」
シリウスの言葉に驚くジョージにレンはくすくすと笑えば、ジョージも小さく笑った。
「今度行く時までに別人に変身できる様に勉強しておくわね?」
「なんでまた。」
「フレッドが言っていたの。俺達はどんなに姿が変わっても姫君を見間違えたりはしない。って。そう言われたら試すしかないでしょう?」
「これはまた、随分な挑戦状を叩きつけてしまったね。」
「こいつに火をつけると大変だぞ?」
リーマスとシリウスは笑いながらそう言えば、ジョージは笑った。
(P.62/全P.208)
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