第17話:新しい時間割
食事の後、皆その場に留まり、マクゴナガルが教員テーブルから降り立つのを待った。
時間割を配る作業は、今年は今までよりも複雑なのだ。
まずは希望する授業を聞き、それに成績が事足りているか、を調べる。
そして足りていればそれで時間割を作ってくれる、そういう事だ。
4人の中で最初に呼ばれたのはレンだった。
マクゴナガルは全て希望するものは受ける事が出来ますよ、とレンに言い、占い学と魔法生物飼育学以外でお願いします。と言うとそれで時間割を作ってくれ、レンはそれを受け取った。
ハーマイオニーも、直ぐに全ての授業の継続を許された。
呪文学、闇の魔術に対する防衛術、変身術、薬草学、数占い、古代ルーン文字、魔法薬学だ。
魔法史がないのね。とレンがそれを覗き込み言うと、慌ててレンの時間割を見て溜息を吐いた。
「昨日話しておけば良かったわね。」
「別にいいわよ。古代ルーン文字学、頑張ってきてね。」
レンはそう言い見送ると、ハーマイオニーは手を振り足早にクラスへと向かった。
レンはそのまま談話室へと向かおうとすると、ハリーが呼び止めレンは首をかしげる。
「占い学取ったの?」
「先生にお話ししたら外して平気って仰ってもらえたから取ってないわ。次の授業まで空いているから、談話室に戻ろうかと思ったの。」
ハリーはレンの時間割を見ながら小さく頷くと、多分僕も同じだと思うからちょっと待ってて?とレンに言えばレンは小さく頷いた。
テーブルの端っこの方で足をぷらぷらさせてぼーっとしていれば、スリザリンのテーブルで此方を見ていたドラコと視線が合った。
ドラコは小さく笑んで見せ、レンはそれに小さく首を傾げる。
するとドラコはハグリッドの方を指差して首を傾げ、レンはそれにしょんぼりしながら小さく首を横に振った。
取ったのか?と聞いているのかもしれないと思ったが、まぁ違っても然程問題はないだろう。
だがドラコはレンの返事に満足そうに大きく頷いていた。
「なにしてるんだ?」
ロンとハリーが時間割を作ってもらい終えると、レンに向かってそう声をかけ、レンは「良く判らないけど、何か言いたげだったから見ていただけよ。」とドラコの方に視線を戻せば、ドラコは勝気な表情をハリーに向けていた。
(P.79/全P.208)
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