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スラグホーンはハーマイオニーを指すと「真実薬(ベリタセラム)です。無色透明で、飲んだものに無理矢理真実を話させます。」
「大変よろしい!それではレン、君はその他の特徴などを何か知っているかね?」
「はい、先生。材料にジョバーノールの羽が使われており、熟成させるのに満月から次の満月までの期間を要するので、調合に1ヶ月かかる事になります。またこれには解毒薬も存在しており、これを使う際は相手が効果に対して閉心術を使用していないか、薬をちゃんと飲んだか見極める事が大切です。」
「その通りだ。大変よろしい!」
「さて、此処にあるのはよく知られている。最近魔法省のパンフレットにも特記されていた。…だれか?」
今度はレイブンクローのテーブルの傍の大鍋だ。泥のようなものがグツグツと煮えている。
それにすぐさま手を挙げたのはハーマイオニーで、スラグホーンはハーマイオニーを指す。
「はい、先生。ポリジュース薬です。」
「よろしい、よろしい!」
スラグホーンは嬉しそうにそう言い、また視線をレンに向ける。
今度はレンは手をあげていなかった。
「レン、キミはまたこの薬の特徴を説明できるかの?」
「はい、先生。自分以外の誰かに変身できる薬で、効力はきっかり1時間。調合に必要な材料の他に変身したい相手の体の一部、例えば髪の毛とかそういった物が必要で、満月草など貴重な材料が使われている為、これも調合に時間のかかる代物です。」
「大変よろしい!」
そう答えたレンにハーマイオニーは視線を合わせて思わずにやりと笑ってしまう。
そう、レン達は2年の時にこの薬を作っているのだ。レンとハーマイオニーはその材料から煎じ方までしっかりと覚えている。
「さてこっちだが…おやおや?」
スラグホーンはまたしても手が高くあがったハーマイオニーに面食らったような顔をした。
「アモルテンシア、魅惑万能薬!」
「その通り。聞くのはむしろ野暮だと言えるだろうが、どういう効能があるか知っているだろうね?」
「世界一強力な愛の妙薬です。」
「正解だ!察するに真珠貝のような独特の光沢で判ったのだろうね?」
「それに湯気が独特の螺旋を描いています。そして、何に惹かれるかによってひとりひとり違った匂いがします。私には刈ったばかりの芝生や新しい羊皮紙や…。」
ハーマイオニーはちょっと頬を染め最後まで言わなかった。


(P.87/全P.208)
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