梟はその作業をし始めるとコップから水分とレンの皿の上から軽くベーコンを摘むと作業の終わった手紙を咥えさせてもらい、そのまま空へと旅立った。
レンがそんな作業をしている間、何かが裂ける音がし、レンは驚いた様に顔を上げれば真新しい本を裂いて、プリンスの本の方に「レパロ!直せ!」と唱え新品同様にした。
レンはそれに苦笑したが、咎めはしなかった。
だがハーマイオニーは怒った様な承服できないと言う顔で唇を固く結んでいる。
だがそれもハーマイオニーへの新聞配達の梟が来れば直ぐにやめられた。
「誰か知ってる人が死んでるか?」
ロンはわざと気軽な声で聞き、新聞をめくるたびに同じ質問をした。
「いいえ。吸魂鬼の襲撃が増えてるわ。それに逮捕が一件。」
「良かった。誰?」
「スタン・シャンパイク。」
ハリーが驚いた様な声を出し、レンは「誰?」と首を傾げれば「ほら、ナイトバスの車掌だよ。」とレンに教えて来れ、レンは3年前をうっすらと思い出しては「あぁ。」と小さく頷く。
新聞によると、シャンパイクがパブで死喰い人の秘密の計画を話しているのを誰かが漏れ聞いて、そのあとで逮捕されたらしい。
「初対面ではどう見ても死喰い人になりそうな人には思えなかったわ。」
レンの顔を見て驚いた様な表情をした彼を思い出しながらレンは呟くと、ハリーも同意してみせる。
「ヴィーラをナンパしようとして、自分は魔法大臣になるって息巻いてたり、知らないことまで知っている様に見せかけたりしてたもんなぁ。」
「そういう人が逮捕されてしまったのなら、とりえずしっかりと打ち込んでいる、対策をしている、ファッジの時とは違う。っていうことを見せつけたいのでしょうね。」
レンに信用してもらいたそうな話をしていた新しい魔法省大臣の姿を思い出せばレンは苦笑を浮かべてしまう。
「皆が戦々恐々だし…パチル姉妹のご両親が2人を家に戻したがっているのを知ってる?それに、エロイーズ・ミジョンはもう引き取られたわ。お父さんが昨晩連れて帰ったの。」
ハーマイオニーのその言葉にロンは目をグリグリさせてハーマイオニーを見た。
「だけどホグワーツはあいつらの家より安全だぜ。そうじゃなくちゃ!闇払いはいるし、安全対策の呪文が色々追加されたし、護りのエキスパートなクレスメントだっていて、極め付けにダンブルドアまでいる!」
「ダンブルドア先生ならここ一週間お留守よ。」
レンが飲み物を口に運びながら言えば3人は教員席を見つめていた。
(P.103/全P.208)
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