第27話:呪いのネックレス

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「しかしながら、彼女の説明を聞く限り、私に言っても構わない筈です!」
そう言うマクゴナガルの説明に、ハリーは一瞬迷いはしするも「僕は、ドラコ・マルフォイがケイティにネックレスを渡したのだと思います。」とはっきり告げると、明らかに困惑したロンが鼻を擦り、ハーマイオニーはハリーとの間に少し距離をおきたくて仕方がないかの様に足をもじもじさせせ、ジョージはそっとレンの腰を抱いては大丈夫か?と言いたげな表情を向けた。
「ハリー…もしこの事件にドラコが関わっているとしても、証拠が何一つない。そう結論を出すには早すぎるわ。仮にドラコが服従の呪文を使ったとしても、表情の変化がトイレから出てきた時に気付いたという事は、それまではおかしくなかったって事でしょう?あの辺りで私達はドラコの姿を見かけた?」
レンはジョージの視線に小さく頷くもそう反論すれば、ハリーの眉がピクリと動く。
「キミは彼と親しいから庇いたくなるのかもしれないけれど…。」
「先ずはポッター、由々しき告発ですが証拠があるのですか?」
「いいえ。夏の休暇の時、マルフォイを追跡しボージン・アンド・バークスに入ったのを目撃しました。マルフォイは何かの修理の仕方を聞き出したい様でした。でもそれが問題じゃなくて、其処で何かを買っていた様でした。其処には4年前に其処でそのネックレスが売っていたのを僕は確かに見ましたし、僕はそれがあのネックレスだと…。」
「それを持って出てくる所を見たのですか?」
「いいえ。それを店で保管しておく様にと言いました。」
「でもハリー…私もレンが正しいと思うの。だって…」
今度はハーマイオニーが口を挟んだ。
「ボージンがマルフォイに品物を持って行ってはどうかと言った時、マルフォイは「いいや。」って」
「それは自分が触りたくなかったからだ。はっきりしている!」
ハリーはいきり立った。
「マルフォイは実はこう言ったわ。「そんな物を持って通りを歩いたらどういう目で見られると思うんだ?」って。」
「そりゃネックレスを手に持っていたらちょっと間が抜けて見えるだろうな。」
ロンが口を挟んだ。
「ロン…ネックレスを直接触ったらケイティの様になってしまうわ。現状から見てもあの包み紙に包まれていたはず。それを持って歩くぐらい怪しまれるレベルの大きさじゃないわ。ノクターン横丁とかであの位の包み紙を持って歩くぐらい変でもなんでもない。」
「そうね。それにそれなら触らなくて済むでしょうし、見られたくないとしてもマントの中に簡単に隠せるから見られない筈だわ。マルフォイがボージン・アンド・バークスに何かを保管しておいたにせよ騒がしい物か嵩張る物よ。それを運んで道を歩いたら人目を引く事になるような、そういう何かだわ。それに何れにせよ」
ハーマイオニーはレンに続いてそういうと、ハリーに反論される前に声を張り上げてグイグイと話を進めた。

(P.123/全P.208)
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