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「レンとマルフォイが話をしている時、私がボージンにネックレスの事を聞いたのを覚えている?マルフォイが何を取りおくように頼んだのか調べようとして店に入った時、あのネックレスがあるのを見たわ。ところがボージンは簡単に値段を教えてくれた。もう売約済みだなんて言わなかった。それを考えても、可能性が高いのはレンが教えてくれた姿をくらますキャビネット棚の可能性の方が高いわ。」
「そりゃキミがとてもわざとらしかったから、アイツは5秒も立たない内にキミの狙いを見破ったんだ。勿論キミには教えなかっただろうさ、どっちにしろ、マルフォイは後でだれかに引き取りに行かせる事だって…」
「もう結構!」
ハーマイオニーが憤然と反論しようとして口を開きかけると、マクゴナガルが言った。
「ポッター、話してくれた事は有難く思います。しかし、あのネックレスが売られていたと思われる店に行ったという、ただそれだけで、ミスター・マルフォイに嫌疑をかける事は出来ません。同じ事が他の何百という人に対しても言えるでしょう。」
僕もそう言ったんだ…とロンがブツブツ呟いた。
「何れにせよ、今年は厳重な警備対策を施しています。あのネックレスが私たちの知らないうちに校内に入るという事はとても考えられません。」
「でも…。」
「更に、です」
ハリーの反論を遮るかの様にマクゴナガルは威厳ある最後通告の雰囲気で言った。
「ミスター・マルフォイは今日、ホグズミードには行きませんでした。」
ハリーは空気が抜けたかのようにぽかんとした顔でマクゴナガルを見つめては「どうしてご存知なのですか?」と一言。
「なぜなら、私が罰則を与えたからです。変身術の宿題を二度も続けてやってこなかったのです。そういう事ですから、ポッター、貴方が私に疑念を話してくれた事には礼を言います。」
マクゴナガルは4人の前を決然と歩きながら言うと、ケイティの様子を見に病棟にいかなければならないから帰るよう指示をし、マクゴナガルは部屋の戸を開ける。
3人は何も言わずにマクゴナガルの部屋を出て行ったが、レンとそれに気付いたジョージはそこに残った。
「ミス・クレスメント?」
「…先生、ハリーは今年、やけにドラコを敵視しています。こんな事言えば何をしでかすか解らなくて言えなかったのですが…」
「何です?」
「…嗅ぎ覚えのある魔法の香りがしました。手口から見てもやり慣れない人の犯行だなって…私が犯人だったらこんな…誰がいつ包み紙を開けるかも判らない不確かな回り道はしないもの。…余計なお世話かもしれませんが…私よりももっと素人かもしれない相手だからこそ警戒が必要だと…私は思います。」
「…えぇ、判っています。さ、皆と一緒にお帰りなさい。」
そう背中を押されては、レンとジョージは3人の後を追った。

(P.124/全P.208)
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