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ベラトリックスは自分は知らなかった、動物もどきのブラックと戦ってたと言うが、危険な瞳の色をしたヴォルデモートがベラトリックスを睨む。
レンがその口を塞ぐ様に口と体にロープを巻けば2人の視線がレンに向く。
「黙らせて欲しかったのでしょう?産まれて初めて貴方の意思に従ってあげたわ。」
「ならば今度は父がお前に施してやる番だ。」
そう言いヴォルデモートは固まっているハリーを睨みつけた。
「お前は長年にわたり俺様を苛立たせすぎた。さらばだ、ポッター。」
アバダケダブラ!そうヴォルデモートが唱えるのと同時に手を引き、動けなくなっているハリーを呪文を使って後ろの石像の裏に滑らせる様に追い払う。
「そうさせると思って?…さぁ、貴方がその姿を取り戻したあの時の続きをしましょう。」
「良いだろう。我が娘の我儘に付き合ってやろうじゃないか。」
ヴォルデモートはどこか楽しそうに口を元を歪ませ素早く杖を振り下ろすが、レンもそれを弾き飛ばせば「ほう。また力をつけたようだな。」と嬉しそうな声を漏らす。
「どうだ?俺様と取引をしようじゃないか。俺様はお前を高く評価してやっている。此処で殺すのは惜しい。」
「ものによるわ。」
「俺様がお前を失神させ連れ帰れれば、お前はそのまま諦めて俺様の元にいる。その代わりその間俺様がポッターに手出しをするのは辞めよう。」
「貴方が私を連れ帰れなかったら?」
「ワームテールが生きていると世間に知らせてやろうではないか。お前には利点しかあるまい?」
「良いわ。」
2人は決闘に則るように軽くお辞儀をすると、レンが頭をあげ終える前にヴォルデモートが呪文を放ちハリーが声を上げるが、レンは盾の魔法を唱えそれをヴォルデモートに弾き返せば、ヴォルデモートとベラトリックスの間にそれは落ちた。
幾度となく攻防を繰り返していけば、ヴォルデモートの瞳はどんどんと妖しく輝いていく。


(P.20/全P.49)
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