「あの時は正常な判断をできる状態じゃなかったからね。」
「レンもスネイプの事あまり好きじゃない。アクアさんの様に信頼しきってはいない。」
「レンにはその話ししたのかい?」
「一緒に聞いてた。」
「なんて言ってた?」
「スネイプはダンブルドアに命じられてダブルスパイをしているのではないかって言ってる。会議の時スネイプの顔が毎回いつもより青ざめて見えたって。今回はダンブルドアが何らかを察しマルフォイを助ける様にダンブルドアに命令されている可能性があるって言ってた。もしダンブルドアに話して、ダンブルドアが驚きも何もしなかったらその可能性が極めて高いって。」
「…驚いた。そこまであの子は考えているのか…。」
「ハリー、レンの言う通りだ。一度ダンブルドアに話してみなさい。勿論、キミが思うような反応をしてくれる事は期待しない方がいい。寧ろレンの考えが正しいという事がよく判るだろう。自分に向けられた感情に対してはとことん疎いから、何と無く信じ難いのも解らないでもないがね。」
なんかさり気なく悪口が混ぜられている気がする。
「レン、起きてるか?」
必死に何か説明してた様なジョージとフレッドがレンの反応が無いのにそう言いながら苦笑し始める。
「…眠い。ジョージの温もりって、温かくていい感じで好きよ。」
「ありがとよ。食われてもいいなら、お好きなだけどうぞ。」
「齧り返してやるわ。」
レンはそう言うとジョージの肩口の服だけをはむっと噛み、ジョージはポンポンと頭を撫でるが、そのまま動かない様子に「半分寝てそうね。」とジニーが笑った。
リーマスが「私を噛んだのもフェンリール・グレイバックだ。」だと言っているのが聞こえる。
そう言えば、ハリーがドラコの話を盗み聞きした話の時もそんな様な名前が出ていたっけ。
(P.174/全P.208)
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