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「んー…もうだめ。帰って寝るわ。おやすみなさい。」
レンは寝惚け眼でそういうと、ジョージから身を離し、ぺこりと頭を下げて自分の部屋へ姿くらまししそのままベッドに身を放り投げた。
レンの言葉に、そこにいた3人は「ん?」と首を傾げたが遅かった。
レンはそのまま姿を消して本当に帰って寝てしまった様だ。
安全対策が施されたこの室内で即消えられるとは…と、ジョージは苦笑を漏らしたが、それほどに眠たかったのだろうか…。
「目が覚めて自分の家で驚くかも知れないわ。」
「いや、逆に傷付たか怒ってて家に帰っちまったって事も…」
フレッドの予想に、ジョージはちょっと乱暴に頭を掻き、溜息を吐いた。
「ジョージ、ごめん。わざとじゃ無いの」
「判ってる。が、非常にまずい。もし勘違いされたままだったら今迄の努力が水の泡になっちまう。」
「長年の片想い生活に終止符だな。」
「あぁ、ロリコンだと思われた最悪の結果でな。…やっと意識し始めてくれて、いい感じだったんだけどなぁ…ライバルが多い中これは非常にまずい。」
フレッドが何やら対処法を考えてはくれたが、ジョージは立ち上がり「シリウス、ルーピン」と少し大きめの声で彼の名を呼ぶ。
プリンスのヒントがどうとかハリーと話していたようだが、その話がちょうど終わったのか2人がジョージの方を見遣る。
「レンが寝ぼけて家に帰っちまった。」
「え?」とハリーが声を漏らしキョロキョロとしだすが本当にいない事に苦笑した。
「それだけ寝惚けていたら揺すっても何言っても起きはしないだろう。」
「そうなの?」
「あぁ。ぐっと深い眠りに入ってしまう様でね。…だが、最近はよくソファで寝入っている様だし…」
ハリーの問いにシリウスとリーマスはそういうと、2人はモリーとアーサーに一度帰りまた朝お邪魔するよと一言言えば姿くらましをした。


(P.175/全P.208)
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