「その言葉だけでもスゲェ嬉しい。レンは今までそんな気持ち考えもしなかったし、俺とフレッドを同等に扱ってくれてた。どんなに俺が頑張ってもフレッドと同等、って事に、少なからず彼奴に妬いた事もあるくらいだぜ?…これからも俺は想い続けるよ。どんな未来が待ってようと、諦めなきゃ何とかなるもんさ。」
「…もし私が答えを出せるまでに素敵な人が現れたら、その人を幸せにしてあげてくれる?こんな傷物でいつ死ぬかも判らない私の答えを待っていないで。」
その言葉に、ジョージは渋々判った。とレンに約束をしてくれ、レンは優しく微笑み返せば、その頬に優しく唇が触れ、レンは擽ったいと笑う。
「なぁ、マルフォイに告白された時はどうして告白だって気付けたんだ?俺が好きだって何度形を変えて伝えても気付かなかったのにな」
「それは…教科書を買いに行った時に…一度言われたの。そういった気持ちを僕がわからせるつもりだ、って。ウィーズリーにあんなに大体的に告白されたのにまだそういった事に気付けないのか?とか…うん、そんな様な事を言われたら…ね?」
レンが頬を赤らめて視線を逸らしながら言えば、なるほど。とそれに納得してくれた様だった。
どこか不機嫌そうに聞かれた時、キスされた事は言ってはいけない気がし、黙ってみて正解だった。
「…レンはさ、俺にこうやってキスされたり悪戯されたりするの、嫌か?」
「嫌とかは…思ってないわ。ただ、心臓が煩くて…その…頭の中真っ白になってしまうの。自分の感情が理解できる域を超えてしまっているんだわ、きっと。」
「それじゃー…ロンにキスされたらどうする?」
「頬なら平気よ。お別れの挨拶に私はしているもの。」
「挨拶は抜きにして、頬とか鼻とか口とか…俺がしたみたいに。」
その言葉にきょとんとしては首を傾げその状況を想像してみれば、思わず眉を顰めてしまった。
その様子にジョージは嬉しそうに頬を緩ませてはきつく抱きしめ、レンは首を傾げてしまったが、そのまま抱きしめ続けるジョージの温もりと心音にだんだんと心が落ち着いていけば、ホッとしたのか、そのまま心地の良い眠りに誘われてしまう。
「本当、こういうところまだまだ無防備だよな。」
ジョージは暫くそうしているも、暫くすればそんなレンを抱えて居間に戻ってくる。
「頭冷やしてやってたら寝ちまった。」
「レンらしいや。」
ハリーは可笑しそうに笑い、その頬を摘んで悪戯するもレンは起きもしなかった。
(P.183/全P.208)
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