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代わりにあのピーター・ペティグリューが指名手配される事となり、シリウスの身元はダンブルドアが保証したそうだ。
そしてあの神秘部での戦いでダンブルドア側にシリウスが付き戦っている姿を見ていた多くの証人のお陰もあってシリウスの無罪が証明されたという。
そしてシリウスは無罪を証明する為に開かれた尋問で一言言ったそうだ。
「アクアの状態が落ち着き次第結婚しようとしていた。その妻との間にレンという名の愛娘がいる。私にはその愛しい人の忘れ形見を…そして生涯の兄弟のような親友達を、その愛息子を裏切る術を持っていない。今となっては二人とも私の愛しい子供達だ。その忘れ形見を裏切るくらいなら潔く死を選ぶ。彼らに恥じる様な生き方はしていないと誓って言える。」
その一文にレンとハリーは顔を見合わせ嬉しそうに微笑んだ。
「おい、ムーニー。私の可愛い子供達は私よりも新聞に夢中とはどういう了見だ?」
「驚かせる方法を間違えた様だね、パッドフット。」
ハリーはおめでとう!とシリウスに飛び付いて激励し、ハーマイオニーも嬉しそうに瞳に涙を浮かべている。
だがレンは腰に手を当て、ムッとした顔でシリウスを睨む。
「どれだけ心配したと思ってるの!少しくらい連絡してくれたって良いじゃない!アズカバンまでどうやって乗り込もうか、一緒に逃亡生活するなら何か移動手段がなきゃとか、色々考えちゃったじゃないの!」
そう説教するレンに、シリウスは目を細めわしゃわしゃとレンの頭を撫でれば「許せ。」とニヤリと笑った。
「嫌。」
「休暇の間、何処にでも連れてってやるぞ?」
「なら許すわ。」
そう切り替えの早さに、リーマスやハリーですら吹き出して笑ってしまった様だ。
ムーディはハリーと話をし始め、ハーマイオニーは両親のもとに帰り、ロンは両親に抱擁されていた。
「リーマスも人が悪いわ。手紙で教えてくれても良かったのに。」
「シリウスが結果がはっきりするまでは黙っていた方が良いっていうもんだからね。」
「尋問だなんて…私だって証人に出たのに!」
「身内の証言はあまり信憑性がないんだよ、レン。」
そう笑っては頭を撫でるリーマスだったが、ハリーを連れて来たトンクスにシリウスとリーマスは呼ばれてしまう。


(P.45/全P.49)
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