「ちょっとあのダーズリー一家とやらを拝んでくるよ。」
と悪戯っぽく笑うシリウス。
「あまり脅かしたらダメよ?」
「さぁ、どうだかな。」
そう言うと、ハリーはニヤリと笑う。
「レン、そういう訳だから僕は先に行くよ。」
「えぇ。またね、ハリー。」
「うん。また近いうちに逢おう。」
そう言えばハリーはレンを抱きしめ頬に口付けをし、レンも同じ様にすればハリーは皆と一緒に何処かへと歩いて行く。
「心配する様な事にならなくて良かったな?」
そう声をかけてきたのはジョージだった。
抱き締められ、胸に顔を埋めさせる様にするジョージに、レンは顔を上げるとじーっとジョージの顔を見つめると「どうした?」と言いたげに見下ろすジョージの頬を抓ってやれば「いでででっ!」と彼に近くにいたフレッドが声を上げて笑った。
「…ねぇ、ジョージ。」
「ん?」
「貴方、私にNOって言葉を送ってくれた?」
「あぁ…俺の愛しい姫君の葛藤が見えたんでね。」
「無意識に送ってしまっていたのね。…難儀なものだわ。」
そう苦笑するレンにジョージは小指の腹でも指輪に触れてたんじゃないか?と小さく笑っては再度優しく抱きしめてくれ、あっちに行ってしまわなくて良かった。と耳元で囁きこぼす。
「…有難う、ジョージ。」
「お礼はキスでどうぞ?姫君。」
そう悪戯っぽく言うジョージにレンは頬を赤らめては戸惑いを見せると、遠くから「いくぞー。」とシリウスの声が聞こえた気がする。
レンはジョージの肩に手を置き背伸びをするとフレッドの「お…?」とニヤニヤしながら言う声が聞こえるがレンは気にせずにゆっくりとその顔を近付け、その鼻先を甘噛みしてはすぐに離れ「今度そんな事言ったら噛むわよ?」とベッと舌を出しては「またね。」と2人に別れを告げその場を去った。
「…これはこれで嬉しかったとか…相棒…俺は末期かもしれない。」
「心配するな相棒。お前は初めから末期だぜ。」
そう双子は密かに話していたが、レンの耳には届かなかった。
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