しおりを挟む / しおり一覧

シリウスの元へと駆け寄り「噛み付いてきた。」と口を大きく開けてはカチカチと歯を鳴らしてはニッと笑うレンにシリウスは笑い、リーマスはそんなレンの頭を撫でてくれ、胸に顔を埋めればうりうりと擦り寄ると、リーマスはその瞳を優しく細め、背を撫でてくれる。
「私は先に帰っているからね。」
「どうして?」
「頑張ったご褒美にお菓子を作っておいたんだ。帰ったら食べられるようにしておくよ。」
「有難う!」
嬉しそうに微笑んでは「愛娘には反抗期なんてなさそうだな。」とシリウスは笑う。
「いや、シリウス。時折愛娘殿は反抗期を発揮するところがあるじゃないか。」
「あぁ…」
「「危険なことに飛び込んでいくところ」」
2人はそう声を合わせると思わず声を上げて笑い、レンは「もう!」と頬を膨らませれば、シリウスは事実なのだから諦めろと笑い、リーマスは「トランクは私が先に持ち帰っておくからね。」と笑いながら姿くらましをして帰って行った。
「この後何かあるの?姿くらましするなら先も後もないじゃない。」
「あぁ、ちょっとしたサプライズがな。」
そう言いニヤリと笑うシリウスに、何やら意地悪をするつもりだな。と察すれば、レンも小さく笑ってしまう。
シリウスは自分のバイクを新たに購入した様で、そのバイクの後ろにレンを乗せてやれば、ヘルメットをかぶせてやる。
「何するつもりなの?」
「素敵なドライブといこうじゃないか。」
そう笑うシリウスは、ある車が発車したのがわかると自分もバイクに跨り発車させる。
信号で止まった時、ある車の隣に着くと、その車の窓が開きハリーが顔を出しニヤリと笑い、レンは思わず声を上げて笑ってしまった。
「家まで牽制して行くつもり?」
そうレンが声をかけるとシリウスはニヤリと笑った。
「ハリー。いつでも遊びにきたり泊りにきたりしなさい。」
「うん。有難う、シリウス。」
「なんていったって"家が近い"んだからな。」
その言葉にバーノンとペチュニアがビクッとしたのが判る。


(P.47/全P.49)
前へ | 一覧へ | 次へ