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「本当にキミという子は…。ハリー達には何か伝えてきたんだろうね?」
「ハリーは…試験の最中、医務室に行ったみたい。…大きな叫び声とかしていたらしいのだけれど、私はヴォルデモートの声がしていたから気付けなかったの。ハーマイオニーとロンが、試験が終わって私の事も医務室に連れて行こうってしてくれていたんだけれど…本部に行って無事を確認してくるって…2人に伝えては、きたわ。」
自分の身を自分で抱きしめては蹲り「2人が捕まって拷問されているとかじゃなくて本当に良かった…。」と、絞り出すように呟き、涙を零した。
「ハリーが叫び声をあげて医務室へ?」
そうリーマスが言い、シリウスはハッとした様に「今直ぐハリーの魔力を探れ!」とレンに指示。
レンは床に座ってしまいながらも顔を上げると、小さく頷きその魔力を探った。
「おかしいわ…。」
「どうしたんだい?」
「近くの魔力は誰のものか解るのに、遠くの魔力は判別出来ないの…今までこんな事なかった。」
腕が熱い…
そう呟いたその言葉はレンの声と聞きなれぬ男の声の2つの声で響いていた。
それに驚き顔色を変えたのは2人の父親だ。
「ほう…聡い娘よ。瞬時に俺様に全てを悟られぬ様、心を閉ざしたか。」
そうはっきりと男の声で言うレンの瞳は、妖しく光る赤い瞳をしていた。
「お前は…。」
「久しくその顔を見てはおらんかったな、ブラック。それに貴様は…ルーピンだったか。」


(P.4/全P.49)
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