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家にハリーとシリウスが帰ってきたのは、いつもの夕飯の時間ギリギリだった。
「シリウスがドライブに行きたいって。」
お帰りなさい。と声をかけたレンに挨拶を返してはそう言って笑うハリー。
その日の晩はレンとリーマスが食事を作り、ハリーは美味しそうに完食してくれ、リーマスのお菓子はとっても美味しいのよ。とそのお菓子を勧めると、ハリーも美味しいと喜んでそれを食べてくれた。
食後の団欒もシリウスは終始上機嫌でハリーと何かを話している様だったが、レンは揺り椅子に揺られながら本を読んでいればそのまま眠ってしまう。
「レンは何処でも寝れるね。」
ハリーはそれに気付き近寄ればその頬を撫でるも、レンに起きる気配はない。
「レンがね、そうして周りに人がいても熟睡して起きない場合は、信頼している証だと思っておくと良い。」
と、リーマス。
信頼できない人がいる場合、熟睡が出来ないそうで「スリザリンにいた時に元気がなかったのは精神的な部分もあるだろうが熟睡できない故に心身共に参っていた部分もあるんだと思うよ。」と一言。
それにハリーは頬を緩ませレンの髪を撫でていれば、シリウスはハリーを呼び、ある空き部屋まで連れてくると、其処にハリーのネームプレートを下げる。
ハリーはそれに驚きと喜びが入り混じった表情をしていた。
「ハリーに残した魔法の事もあるから一度はあの家に帰らなければならないが、直ぐに此処に来なさい。此処がハリーの部屋で、血は繋がらなくとも私達は家族なのだから遠慮は要らない。成人したらあの魔法は解けてしまう。そしたら…何も縛られずに、ハリーはハリーの望む場所で過ごせば良い。それが私と一緒に暮らす事であったら…私はとても嬉しい。」
そう言うシリウスにハリーは瞳を潤ませては思いっきりシリウスを抱きしめ、シリウスもそれに応える様にハリーを抱きしめ返していた。


それからハリーはモリーの所に手紙を書き、毎週金、土、日の週の後半をお世話になりに行きます。と予定を変更した。
一泊だけでは寂しいとモリーが言い出した様で、私の至福の時間を邪魔するとは…とシリウスは冗談っぽく言いハリーは嬉しそうに笑う。
休暇はそんな嬉しい事ばかりではなかった。


(P.2/全P.208)
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