第4話:新しい魔法省大臣

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そんな始まり方をしたハリー不在の日、ふとしたきっかけでレンはクリーチャーの事でシリウスと些細な喧嘩をした。
クリーチャーだって私達と同じ心を持った生き物で、十数年も家族の帰りを待ちわびていた。やっと帰ってきた家族のシリウスがあんな冷たい態度を取り続けるから、クリーチャーは出ていった先の親戚に優しくされてベラベラ喋ってしまったのよ!と、一喝。
シリウスはそれを痛い程判っているが、アイツだけは無理だ。と考えを変えなかった為、喧嘩の様な事態に発展した様だ。
リーマスが任務に行く前だった為、険悪な空気だった2人に「喧嘩もして笑い合ったりもして、本当家族だね。」と言ったお蔭で2人の雰囲気が和む。
「ムーニー、そこにお前もちゃんと入れておけよ?じゃないとこの娘はとことん臍を曲げる。」
とシリウスは小さく笑い「判っているよ。」とリーマスも小さく笑った。
そしてそんなリーマスも「今は地下に潜っているからね、薬は要らないよ。」とレンに耳打ちをしては任務に戻って行ってしまう。
シリウスも日中は家にいない事が多くなったところを見ると、きっと何か任務に当たっているのだろう。
今や不死鳥の騎士団の本部はウィーズリー家になっていた。
クリーチャーが裏切った所為もあり、あそこは皆が引き払い、代わりにクリーチャーはダンブルドアとシリウスがホグワーツで働く事を命じ、一緒にいる事が多かったギルにも、ホグワーツに生徒がいる間は週1の休みと手当を渡す、という条件に恐縮しながらも、ダンブルドアの言いつけ通りクリーチャーのそばにいる事を決意した様だった。
それがきっかけとなり、バックビークはウィザウィングズと名を変えてハグリッドの元へと返される。
シリウスは今まで世話になった。有難う。とバックビークに礼を言いそれを見送ったのだった。


シリウスは頻繁に隠れ穴に向かったり、何処かに出かけたりと忙しく動き回っていたが、夕食はレンといつも一緒に摂ってくれている。
だがその日の夜はいつもと違っていた。
見知らぬ訪問客が訪れたのだ。
その名は『ルーファス・スクリムジョール』レンの頭の中でその名が現れるとレンは小さく息を吐いてしまう。
そういえばダンブルドアが訪れるだろうと言っていたっけ。
「ミス・クレスメント。突然の訪問申し訳ございません。新しい魔法省大臣への就任が決まりましてご挨拶に参りました次第でございます。」
「シリウス、スクリムジョールっていう新しい魔法省大臣…らしい人が訪問にきているのだけれど…」
「ほう?こんな時間に何用だ?まぁ良い、私も此処に居るしな、許可してやれ。」
頭に声が響いた後、レンはシリウスにそう伝えると、シリウスは顔色を変えてはそう言い、レンはその者の訪問を許可した。


(P.14/全P.208)
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