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「あの人もファッジと同じね。」
レンがそう一言言い放てば「気付いていたのか。」とシリウス。
「魔法省の体裁しか気にしていないもの。あの女が私とハリーにした事を考えれば、突然訪ねてくるなんて真似はできないわ。」
「嫌がらせの嵐だった様だしな。」
「えぇ。…それに魔法省に突撃した時、磔の呪いと伯父が使っていた拷問道具をあの女は使ったわ。申し訳ないとあの人が頭を下げれば済む事ではないでしょう?」
シリウスは知らなかった様で怒りの声をあげていた。

スクリムジョールはそれから毎朝一通の梟を寄越した。
自分達の働きをしっかりと見極めてくれと言わんばかりに日刊預言者新聞を送って来てくれて、レンは苦笑してしまう。
『魔法省公報
あなたの家と家族を闇の力から護る為には
魔法界は現在、死喰い人と名乗る組織の脅威にさらされています。
次の簡単な安全指針を遵守すれば、あなた自身と家族、そして家を攻撃から守るのに役立ちます。
1・1人で外出しない事。
2・暗くなってからは特に注意する事。外出は可能な限り暗くなる前に完了する様段取りする事。
3・家の周りの安全対策を見直し、家族全員が盾の呪文、目くらまし呪文、未成年の家族の場合は付き添い姿くらまし術などの緊急措置について認識する様確認する事。
4・親しい友人や家族の間で適応する安全のための質問事項を決め、ポリジュース薬使用により他人になりすました死喰い人を見分けられる様にする事。』
レンはここまで読んで読むのを止め机に放り投げたが、シリウスは起きてきてそれを読むとくだらないと言いたげに暖炉に投げ入れレンは思わず声をあげて笑った。
「ポリジュース薬を飲んで私に化けた死喰い人を見分ける方法がなくて良いの?」
「レンの様なおてんば娘な演じようと思ってもそうそう演じられまい。」
「さり気なく貶されている気がするわ。」
そう言うレンにシリウスは笑い、その日は任務がなかったのだろう、ハリーと出かけたのに自分とは出かけてもらってないと拗ねられては困るからな。と、シリウスは1日一緒に出かけてくれ、誕生日プレゼントに。と、髪留めを1つ買ってくれた。
そんなに安物でいいのか?とシリウスは心配していた様だったが、レンがとても喜んだ事もあり納得してくれた様だった。


(P.16/全P.208)
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