第6話:亡者と吸魂鬼

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朝の食事をシリウスとハリーの3人で摂っていた。
「シリウス…」
「ん?」
「今日は、1日お家にいる?」
「いや、今日は騎士団の任務がある。ハリー、レンが1人で飯も食わずにいない様にしっかりと見張っておいてくれよ?」
「うん。」
「…そこまで子供じゃないわ。」
揶揄う様に言うシリウスとハリーにレンは唇を尖らせると2人は声をあげて笑う。
食事が終わった後、レンは不安げに「もう出かけちゃう?」と聞けば、シリウスは首を横に振り、「夕方くらいまでは此処にいる。」と言えばソファに座っていたその腕を広げ、おいで。と微笑んでくれる。
レンはそれに素直に近付けばそっと抱きしめその膝の上に座らせてくれた。
「寂しかったらテレビでも観て時間を潰しておきなさい。設置しておいたしハリーがいれば使い方も判るだろう?」
それにレンは小さく頷く。
「怪我したらダメよ?」
「あぁ、判っている。お前の予言が当たりかけたからな…十分に気を付けるさ。」
そう言うシリウスに頷いて見せれば「今朝、森にナルシッサとベラトリックスがいたの。」と言うと、顔色を変えたシリウスとその隣に座るハリー。
「何かされたのか!?」
「ベラトリックスは油断ならなかったけれど、ナルシッサは違ったわ。非礼を詫びて…そのあと頼み事と警告をしたの。」
「随分と図々しいな。」
顔をしかめるシリウスに、同じ事を言ってやったわ。と言うと、フッと笑う。
「レン、頼みって何だったの?死喰い人なってくれ、とか?」
「違うわ。ホグワーツでもしドラコの命に関わる様な事があった時、その命を守ってやって欲しいって。」
ハリーの問いに答えたレンの言葉に、シリウスはケッ!と心底軽蔑した様な声を上げる。
「お前の夫はレンから母親を奪ったんだぞ!!それをどの面下げてそんな様な事を…!!」
「本当にね。」
シリウスはあの時懐中時計を通してルシウスの話を聞いていたのか…と、レンは把握すれば苦笑を浮かべてしまった。
シリウスもハリーも彼奴らの言葉に惑わされてはならない、とレンに言えばレンは小さく頷き、シリウスはそんなレンを抱きしめながらもハリーに「私が居ない間は頼む」と言いたげに目配せしていた。
レンはそんな事を気付きもせずに、その腕の中の温もりを味わう様に頬擦りをしてはシリウスは小さく微笑んだ。


(P.23/全P.208)
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