「騎士団には私達が連絡し集まり次第此方も動こう。但し、終始連絡を取る事、それだけは決して怠るな。いいな?」
「判ったわ。でもシリウス…変な…半透明のカーテンみたいなのがある変な門の側に行かないで。行ったとしても直ぐに離れるか警戒して…私はあの水晶で見た事を現実にしたくない。」
「判っている。こんなに愛しい我が子達を置いて逝けはしない。」
「約束破って死んだりしたら許さないんだから。ゴーストになって戻ってきて。」
「また無茶を言う娘だな。」
「リーマス、シリウスをお願いね?この人は時々向こう見ずになるところがあるもの。シリウスの気持ちは凄く判るし嬉しかったけれど、狙われてる時に犬になって見送りに来るんだもの!」
「そんな私を買い出しに付き合わせた女の言う台詞だとは思えんな。」
そうツッコミを貰えば、レンは思わず悪戯っぽく笑っては「娘だから似たのね。」と小さく舌を出して見せると、シリウスはそう自分の娘としての冗談を毎回嬉しそうに表情を和らげては「まったく。」と溜息交じりに優しい声色で言ってくれる。
レンはそんなシリウスに別れの挨拶をした後、リーマスを強く抱きしめてから別れの挨拶をし、レンはそこから姿をくらました。
試験の後、直ぐに本部に飛んだはずが、いつの間にかに空はその光を失い暗闇に染まっていた。
直ぐに懐中時計を繋げば「魔法省の外来受付って確か電話ボックスだったわよね?」と再確認。
2人は大きく頷くと「ハリー達はまだ来ていないみたい。魔力もこっちに向かって移動してきたままだわ。」と一言。
レンはもしもの時の為に、と自分だと判る何か…と、思い付いたのは自分がいつも身につけているネックレスだった。
「えーっと…複製魔法は…」
「ジェミニオ、だね。」
と、独り言に返事が返ってきてはレンは思わず驚き飛び跳ね、懐中時計を切るのを忘れてた。と言うと声の主、リーマスは小さく笑った。
「移動してくる魔力は後どのくらいの距離にいるんだい?」
「んー…あのままの速度なら5分前後かしら…多分。上手く判別出来ないから自信は無いわ。」
そう返事をし「ジェミニオ!」と杖を振るい、そのネックレスのコピーを作れば受話器にそっとそれをかける。
(P.7/全P.49)
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