しおりを挟む / しおり一覧

コンコンッとハリーが戸をノックすれば「誰なの?」とモリーの声が聞こえる。
「おばさん、僕です、ハリーです。さっきダンブルドアに言われてレンと一緒に来ました。」
その言葉にモリーは扉を開けると、ロン、ハーマイオニー、ジニーが食事中だった。
2人を招き入れると、レンの変わった見た目にモリーは涙を流しながらレンをキツく抱き締める。
「そんなになって…いつでも此処に来て良いのよ。」
髪がこんなになるまで…と、涙を流すモリーにレンはきょとんとする。
「あーこれはこの前襲撃にあった時に変化したみたいで…別に心因性とかではないかと…」
モリーはレンのそんな言葉も聞かずに、座りなさいとレンを座らせると食事をしっかりしないと、とレンとハリーの前に食事を用意し始め「シリウスと食べたので…」と2人とも丁重に断るも、スープを持って来てくれ、思わず苦笑してしまった。
「沢山食べないと大きくなれませんよ。」
「チビは諦めています。」
レンがそういうとロンは思わず吹き出し「身長の話じゃないのよ」とモリーは笑った。
レンが食事をしている間、髪が伸びたわね。と髪の手入れをし始めたり、こんなに痩せて…ちゃんと食べないから。とおかわりを持って来ようとしたり、世話を焼き始めたモリー。
おかわりの時は勘弁してください。と頭を下げるとハーマイオニーですら笑っていた。
「おばさん、レンは少食なんですよ。」
「だからチビなんです。」
「身長の事ではないと言っているでしょう!」
ハーマイオニーの言葉にレンがスープをいただきながら言えばモリーは笑うもそうはっきりと否定をしてくれる。


(P.30/全P.208)
前へ | 一覧へ | 次へ