「髪の事、ダンブルドア先生は何か仰っていたの?」
ハーマイオニーはゆっくり食べているレンの隣に座り直せばそう尋ね、レンは小さく首を傾げる。
「推測だけれど母が私に力を託す術を施しそれが発動した影響だと思う。けど、ショック故の心因性も捨てきれないって。」
あの“おまじない”をしてくれたのはついこの間なのだから、今まで発動しなくても疑問ではない。
それを行ってから始めて血の力を使ったあの時、この“おまじない”は本領を発揮したのではないだろうか…?
これもあくまで自分にとっての理想、なだけではあるが。
「そうだったの…どっちも影響してはいそうだけれど…。あ、そうだわ、レン。貴女試験結果届いた?」
「昨晩に見たわ。」
「結果は?」
「魔法史がEで他がOよ。でも、占い学はやめようと思うの。マクゴナガル先生が許してくれたら、だけれど。」
「折角良い点が取れたのにもったいないわ。」
「水晶玉全部かち割るわよ?」
「あ、そうだ。レン、泊まりに来た時は果樹園でクィディッチをして遊んでるんだ。レンも一緒にやろうよ。」
食事を終えると、話を逸らしてくれたハリーの言葉にレンは小さく笑う。
そう、水晶玉でシリウスが死ぬ現場を見たという事をハリーは知っている。
急に話を変えたのは、その話はレンにとってトラウマになりかけていると知っているハリーの気遣いだろう。
「まともに飛ぶ事も危うそうな人を普通誘う?」
ハリーの言葉にレンがそう返すとニヤリと笑うハリー。
飛べるようになれば良い。そう言っている様だった。
モリーが少し髪を切り揃えましょうと、レンのそのまま伸びてしまいました。という髪を綺麗に切り揃えてくれた。
(P.31/全P.208)
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