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「ハーマイオニー、貴女、目、どうしたの?」
レンは心配そうに空いている手をハーマイオニーに伸ばすも彼女は苦笑しその手を下ろさせる。
「あの双子が残した悪戯グッズよ。」
「逢ったら、お返しのパンチしてあげるわ。」
その言葉にハーマイオニーはくすくすと笑う。
ダイアゴン横丁は相変わらず今までのダイアゴン横丁とは変わっていた。
夏の間に配布されていた魔法省パンフレットに書かれた張り紙を拡大したものを貼ってあったり、捕まっていない死喰い人のモノクロ写真などもあった。
ベラトリックスの手配書は見ると燃やしたくなる衝動にかられるので、レンはそちらを見ないようにしていた。
あちらこちらにボロの屋台が出現し怪しげなアイテムを売っていて、仕事中なら取り締まれると悔やむアーサーをモリーは急いでいるから止めてと言えば買い物リストを調べ始めていた。
屋台の店主がシリウスを見ては怯えた目をしたのを見ては「あれ、燃やしても良い?」と不快なものを見る目をしていう。
「気持ちは判るが止めておきなさい。」
アーサーが小さく笑った。
「マダム・マルキンのお店に最初に行った方が良いわ。ハーマイオニーとレンは新しいドレスローブを買いたいし、ロンは学校用のローブから踝が丸見えですもの。それにハリー、貴方も新しい物がいるわね。」
「本当、背が高くなったものね。少し分けてくれても良いのよ?」
レンが冗談っぽく言うとハリーは思わず笑ってしまう。
「モリー、全員でマダム・マルキンの店に行くのはあまり意味がない。その4人はシリウス、ハグリッドと一緒に行って、我々は皆の教科書を買ってはどうかね?」
その言葉にモリーは渋り、ハグリッドは俺達だけで十分だと言えば、完全に納得した訳ではない様だったが渋々納得はしてくれた様だ。
「それじゃ、レン。買い物リストを貸して頂戴?」
モリーがそう言うと、レンは買い物リストと自分の小さな巾着袋を手渡した。
「お手数おかけします。」
そう言うと二手に分かれて進み始め、マダム・マルキンの店でハグリッドは俺が今入ると店はキツイと思うと外で待つ事になり、4人は店へと入っては、シリウスがその扉についている。
中にいた人物に、レンは繋いだままの手をぎゅっと握り、ハリーはレンの顔色が悪くなったのに気付き、ハリーは気遣わしげにレンを見つめた。
「…大丈夫よ。」
ローブかけの向こう側から聞こえたのはドラコの声だ。
「お気付きでしょうが母上、もう子供じゃないんだ。僕はちゃんと1人で買い物できます。」
一緒に来ているのはナルシッサだけの様で、レンは小さく息を吐いた。


(P.40/全P.208)
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