「ハリーとの縁をシリウスは家族の様なものに変えてくれた。今度は私がシリウスが成し遂げられなかった事をやっていかなきゃ。とは思っているんです。時には友として…そして時には…思い上がりかもしれませんが家族として…私が生きている間はハリーを支えシリウスの分も護っていけたら…そう思っています。シリウスの志は私の中にもしっかりとありますから。寂しくないと後悔がないと辛くないと言ったら嘘になりますが、シリウスの事が悲しいのは私だけじゃないもの。」
ね?とハリーの方を向けば、ハリーは潤んだ瞳をレンの方に向け、優しく目を細めては頷いてくれる。
「思い上がりとかじゃないよ。レンは僕にとって家族とかそれ以上に大切な人だから、それだけは忘れないで。」
それにレンは優しく微笑んでは小さく頷くも照れ隠しに「お姉ちゃんって呼んでくれても良いのよ。」と言えば「どちらかっていうとレンは妹かな。」と言われてしまい、レンは瞳を丸くし、ダンブルドアは楽しそうに笑った。
「ハリーとも後で話す時間を貰おうとは思うておるが、流石シリウスの愛した子達じゃ。後悔の念に囚われ続けぬようにの。」
「…はい。」
ダンブルドアはレンの屋敷と繋がっている家の前まで歩いてくればはっきりとそう言い、レンは小さく頷くしかなかった。
それじゃ、おやすみなさい。
そう言っては家に入ろうとすれば、慌ててハリーは追いかけその手を掴み、レンは小さく首を傾げてしまった。
「今度、逢いに行っても良い?」
「えぇ。ハリーがそう望むのならいつでもどうぞ。」
「うん、有難う。」
ハリーは何かを言いたげに口を開くが、一向に言葉が紡がれずにレンが首を傾げると、おやすみ。と言っては抱きしめ頬に口付けてくれ直ぐに離れダンブルドアの元に行く。
レンはそれに小さく笑っては、おやすみなさい。と再度挨拶をし、家へと帰った。
その日はまだリーマスが起きて待っていてくれた。
レンの姿にホッと息を吐いた後、明日から任務に行かなければならないらしく、あぁダンブルドアがもう甘えるなと思ったのかもしれないと思えば「もう大丈夫。」と小さく微笑んで見せたが、今日は一緒に寝ようとリーマスも譲らずにその日も一緒に眠る事にした。