「シリウスの事はシャルの時以上に胸に穴を開けてくれてるわ。…でも、こうしてメソメソしている事はシリウスも望まないって判っているの。でも…心がついてこなくて…。」
「あぁ。判っているよ。私にまで気を遣わなくて大丈夫だ。私は勿論だが、シリウスもずっとレンの側にいてくれている。」
そう言うリーマスの言葉にレンは瞳を丸くし、リーマスを見上げた。
「守護霊の魔法の事だ。レンの守護霊の魔法でシリウスの魂が呼ばれ姿を現し、そして守ってくれている。そう思うと、なんの根拠もない話だが、ちょっと素敵じゃないかい?」
そう言うリーマスにレンは目を細めて笑んで見せれば、一筋の涙が溢れて溢れた。
「えぇ、そうね…。」
「私の守護霊もね、アクアが亡くなってから、アクアの姿に変わったんだ。あの時は酷く後悔ばかりしていた。そんな私の前に優しく輝く梟が現れた時は…レンの時の様に泣いてしまった…年甲斐もなくね。」
「年齢なんて関係ないわ。泣ける時に泣くのが1番よ。」
そう言うレンをリーマスはキミもあまり頑張りすぎない様にしなければいけないよ。と優しく言い、レンは苦笑してしまった。
「シリウスの事は勿論だけれど…色々消化出来ずにいるの。」
「他に何かあったのかい?ルシウス・マルフォイに言われた事なら…。」
「勿論、私の所為でシリウスが…あんな事になったっていうのは、間違っていないと思うわ。」
その言葉にリーマスはそんな事はない。とはっきり否定してくれたが、レンは眉を下げて言葉を続ける。
「でも、シリウス達が来る前に言われた言葉があるの。…伯父夫婦とシャルを手にかけたのは…ルシウスだってベラトリックスが…。母を死に追いやる言葉を言ったのも…ルシウスだったわ。ルシウスは私への待遇を我慢しきれずの行動だったって言っていたけれど…。ドラコの事を思うと…仇だって切り捨てたくても切り捨てられなくて…。」
下心があったとしても一応は親切にしてくれていた大人だったし。と、レンは困惑気味に言えば、リーマスはソファの下に膝をついてはレンと視線を合わせ、本当に彼がそう言ったのかい?と一言。
レンはそれに大きく頷くと、リーマスも少し困惑した様な表情を見せた。