スクリムジョールはそれから毎朝一通の梟を寄越した。
自分達の働きをしっかりと見極めてくれと言わんばかりに日刊預言者新聞を送って来てくれて、レンは苦笑してしまう。
『魔法省公報
あなたの家と家族を闇の力から護る為には
魔法界は現在、死喰い人と名乗る組織の脅威にさらされています。
次の簡単な安全指針を遵守すれば、あなた自身と家族、そして家を攻撃から守るのに役立ちます。
1・1人で外出しない事。
2・暗くなってからは特に注意する事。外出は可能な限り暗くなる前に完了する様段取りする事。
3・家の周りの安全対策を見直し、家族全員が盾の呪文、目くらまし呪文、未成年の家族の場合は付き添い姿くらまし術などの緊急措置について認識する様確認する事。
4・親しい友人や家族の間で適応する安全のための質問事項を決め、ポリジュース薬使用により他人になりすました死喰い人を見分けられる様にする事。』
同封された紫のパンフレットにはそう記載されており、レンはそこまで読んで読むのを止め机に放り投げた。
この結界の中や1人でいる自分には特に関係ない。
それから数日後、ダンブルドアはハリーに許可をもらったとアクアの墓の隣にシリウスの墓を作ってくれた以外に誰も訪問者はいなかった。
それどころか手紙すら誰からもこない。
本当にひとりぼっちになった様な…不思議な感覚だった。
このまま此処でこうして朽ちて行くのも良いかも知れない…。
そう思った時、レンの頭の中には仁王立ちしたシリウスが思い浮びハッとすれば、気分転換にダイアゴン横丁へと出かけた。
漏れ鍋で軽く食事をしてから散策すればあちこちにポスターやら魔法省からの警告の様な注意書きのポスターだらけでレンは来るんじゃなかったと直ぐに後悔してしまう。