「何しているの?」
「充電。」
「電気起こしてあげましょうか?」
「物理はやめてくれ。」
そう悪戯っぽくいうレンにフレッドもハーマイオニーも笑っている。
ジョージは噛み付いても良いって言ったら本気で噛み付いてきそうだもんな。とハーマイオニーに言えば、可笑しそうに笑う。
「優しく噛んだら、もっと悪戯するでしょ。」
「理性が飛んじまってたかもな。」
「飛んだらどうなるの?」
レンはきょとんと言えば、フレッドはニヤニヤとしハーマイオニーは頬を赤らめてそっぽを向く。
「そりゃ、狼になっちまうんじゃないか?ガオーッとね。」
ふーん。と然程興味もなさそうな返事をしてはジョージに彼の髪色と同じ狼の耳と尻尾を生やしては悪戯するレンに、ハーマイオニーは笑ってしまい、いつもこうなんだぜ?とフレッドがハーマイオニーにヒソヒソと伝える。「強敵ね。」とハーマイオニーもニヤリと笑っていた。
「ジョージはそうしていて私から蜂蜜酒の香りってする?」
「いや、しないな。陽だまりみたいな優しい花の香りがする。」
「どうしたの?」
ハーマイオニーが不思議そうに首を傾げ、レンが小さく笑ってしまう。
「吸血鬼が高級蜂蜜酒のような芳しい馥郁な香りって言っていたの。いくら嗅いでもそんな香りしないなーって、ジョージそんなに動かないで。擽ったいわ」
「吸血鬼!?」
「スラグホーン先生のクリスマスパーティに居たのよね。」
ハーマイオニーの言葉にレンは小さく頷く。
「俺も吸血鬼みたいにレンの香りに酔わされたみたいだな。」
ジョージがそう言い悪戯しようとしたのを察知すればレンはその頬を摘んでやめさせ「学習したみたいだぜ。」とフレッドが可笑しそうに笑った。
「我々はもっと手強い姫君に育ててしまった様だ。」
「バカね。」
ジョージの胸に背を預け体重を其方にかけてから見上げればジョージがその額に口付けた所為でレンの顔が赤く染まる。
「なーレン、泊まってって良いか?部屋はほら別で良いからさ。」
「…それなら別に良いけれど…ハーマイオニーに聞いて頂戴。」
「私は別に構わないわ。最後の日だもの、楽しくて良いじゃない。まるで談話室にいるみたい。」
それから4人は色々なゲームをしながら話をしてギリギリまで起きていたが、レンがジョージに生やした尻尾をもふもふしながらうとうととし始めれば、彼女を部屋まで運び、ハーマイオニーも同じ部屋で眠り、フレッドとジョージも一部屋で眠りについた様だ。