2人は夜まで此処でゆっくりしてってよ。とレンを其処に座らせると、2人は仕事に戻って行き、ちょくちょく姿を現してくれ2人を眺めているだけでもレンは退屈はしなかった。
2人との夕食は久し振りにとても楽しいもので、2人は色々な話を聞かせてくれ、レンを笑わせてくれた。
俺はこの後用事があるから、とフレッドは直ぐに姿を消したが、ジョージはレンを家まで送り届け「眠るまで傍にいる。」と、近くに椅子を持ってくれば、レンをさっさとベッドに寝かせて手を繋ぎ、もう片手をレンの目を覆い隠すようにして置き、レンに目を閉じさせておく。
「疲れているでしょうに…良いの?私なんかに付き合っていて。」
「俺がしたくてしてんだから気にしなくて良いって。それに寝顔を見れるなんて滅多にないし?」
「変な人ね。でも…本当に一緒にいない方が良いわ。」
「どうして?」
「どうしても、よ。遅くても私が眠ったら直ぐに帰って頂戴。」
その言葉に、ジョージは判ったよ。と仕方なさそうに言い、暴走させてしまったら…という恐怖が和らいだ気がした。
「…でも、少しだけ寂しかったの。前を向かなきゃって思うほど、心が上手くついてこなくて…ダメって判っているけれど…ジョージが送ってくれて、嬉しかったわ。」
「こんな時だからこそ、ルーピンも側にいてくれりゃ良いのになぁ。」
「昨日まで任務を休んで側にいてくれたわ。あまり休んでも騎士団の為にはならないし、シリウスの遺志を考えると、ね。私はもう大丈夫って言ったの。」
手を握りながら、覆い隠していた手で優しく撫でてくれるジョージに自然と口元が緩んでしまう。
「レンの大丈夫は8割方あてにならないって教えとかなきゃいけないな。」
「…良いのよ。1人に慣れなきゃいけないの。リーマスもそのうち大切な人を作って家庭を持つ時がくるもの。ここ数年が恵まれすぎていたの。でもそのお陰で1人に戻っても幼い頃の様に独りじゃないって思えててるわ。このまま親離れをちゃんとしておけないと、ね。」
「一緒に住んでたって、たった3年半とかそこらだろ?親離れとかまだまだ早いって。レンはそれまでずっと甘えてこられなかったんだ、こういう時ぐらい、んな事気にしてないで甘えとけって。」
「そうね。今日はジョージに甘えさせてもらえたわ。…久し振りに楽しかった。お陰で、ぐっすり眠れそう。」
「ん。眠れない時は眠れないって言ってこいよ?一緒に寝てやるし。」
「一緒に寝るのは嫌よ。悪戯されそうだもの。」
レンは小さくと笑えばジョージは愛しそうに目を細めてレンを見つめた。