レンが受けた試験、天文学、魔法生物飼育学、呪文学、闇の魔術に対する防衛術、占い学、薬草学、魔法史、魔法薬学、変身術の9科目だ。それら全てに『優』のマークが記してあった。
「どうだった?」
「オール優ね。」
レンはその紙をリーマスに渡せば、リーマスは自分の事のように嬉しそうに喜んでくれ、レンを褒めてくれた。
「今年も宿題地獄から抜け出せそうもないわ。」
レンが嫌そうに言う言葉にリーマスは思わず笑ってしまった。
その次の日リーマスはまた任務に行き、その代わりにダンブルドアがレンに会いにきていた。
手にはまだ手袋をしていたのにレンは気になったが、ダンブルドアはそれを気にされたくはない様子だった。
「キミなら大丈夫じゃろうと思っておったが、無事で何よりじゃった。」
「なんとかなりました。」
「その髪色も、可能性はいくつかあるが、何か異変を感じた事はないかね?」
ダンブルドアはレンの髪に触れ考えながらそうレンに聞けば、レンは小さく首を傾げた。
「…そう言えば、いつもより早く結界を貼り直せて、亡者を燃やした火の魔法もいつもより火力があがった様な…。」
ダンブルドアは、ふむ…と一言漏らすと、腕の印を、とリーマスから聞いたのだろう、×印のついたそれを見てはそっと手を触れた。
「ふむ…ワシの推測じゃが…もしかしたらアクアは、レンが過去に戻った時、自分の身にもしもの事があった時の為に力を託せる様術を施したのかもしれぬ。あの強い魔力を封じる様に弱らせておけるのだからの。アクアの亡き体に眠るその力をレン、お主の力となる様…。その可能性が高いじゃろうとは思うが、精神的な部分が理由という可能性も捨てきれぬ。」
「もしそんな理由だとしたら、母に認めてもらえたみたいで何だか嬉しいです。」
レンはそう言うとダンブルドアは楽しそうに小さく笑った。